三鷹市議会 平成30年第3回定例会 議案上程 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 平成30年第3回定例会 議案上程

上程理由説明の動画はこちらをどうぞ。

以下順次議案を説明します。いつものようにそれぞれリンクを貼っておきます。
一般議案
補正予算議案
議案概要
補正予算総括表(案)

まずは一般議案です。
1)大沢の里古民家を設置。既存の水車経営農家と合わせ、大沢の里郷土文化施設とする。
2)法改正で次の市議選から選挙期間内にビラ配布が可能となったが、その作成費用の公費負担のあり方を決める。国政選挙に準拠した市長選の場合と同様として、1枚当たり7円51銭、上限枚数を4000枚とする。
3)建築基準法一部改正による新たな手数料徴収事務の追加。詳しくは議案概要を(三鷹市の場合(1)が年に1件あるかないかという状況)。
4)下連雀5丁目に新たに児童遊園を設置。

次に補正予算案です。
5)29年度3月補正後の寄附金を、それぞれの目的に沿って積み立てる。
6)都の補助金を活用し、新たに「みたかチルミル」なるものを育成。要は謝礼金上乗せ。市の負担はない。
7)前年度繰越金6811万6千円の増。このうち5000万を予備費に宛て、近似話題のブロック塀対策に使う。
8)繰越金の一部を高畑勲氏の追悼行事に。51万3千円。
9)繰越金の一部を市道拡幅のための用地買収に。1760万3千円。

以上になります。

2)は単価が高いだの低いだの価値判断を伴い一定の議論がありそうですが、そもそも地域によって格差があって良いものではありません。あの地域は5円、あの地域は6円という差が、実は立候補の自由の制限になる危険性すらあります。だからこそ、準用というやり方をとるわけであり、民主主義の差を発生させないようにするには、当然のことだろうと思います。また、三鷹市の場合統一地方選ということもあり、他の地域との比較は当然避けて通れない話です。同じ時期に市長選がありますが、市長選の場合に比べて市議選が安ければ良いというものでもありません。
公費負担の問題はポスターを始めいつも論争になりやすいですが、公費負担と言ってもいろんなものがあります。ひとつを改正するなら当然他に連動します。法との整合性の問題もあります。
悩ましい案件であることには違いありませんが、民主主義のコストが地方によってバラバラで良いわけがないという考え方で臨みます。

8)は少し引っかかりました。市の一般財源を使ってまでやることかに疑問を感じたからです。調べてみましたら、三鷹市の文化行政の発展に多大なご尽力をいただいたことがわかりました。自分の勉強不足を恥じるばかりです。金額もこの程度ならなるほどなという気がします。

9)ですが、地権者の都合と市のニーズがうまく合致したということです。

さて7)です。
大阪の地震を契機としてブロック塀緊急点検があり、それに伴い大きな支出を伴うことになります。本来ですと、予算をきちんと見積もり補正予算で出すべきではないかと思いますが、予備費で対応ということはそれだけ緊急性が高い案件だったということです。予備費対応という判断には理解を示したいと思います。

繰越金の増という表現ですが、別途エントリー予定の決算の部分で書きますが、今回は実質収支が17億という状況です。要するに余ったお金というわけですね。この一部を今回使いますよということです。
まだまだたくさんあるじゃん!となるわけですが、これは基金積立に回ったりするわけです。一度の補正予算で全て決まるというものではないのです。

さて、即決付託についてですが、1)は文教、2)は即決、3)4)はまちづくり環境、そして補正予算案が総務となりました。
日程は、9/6総務、9/7文教・厚生、9/10がまちづくり環境です。

明日は2)の採決後、各交渉会派による決算代表質疑があります。