三鷹市議会 平成30年第2回定例会 各常任委員会 議案審査 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 平成30年第2回定例会 各常任委員会 議案審査

議案紹介はこちら。前回のエントリーになります。
今回は総務委員会のみです。

<総務委員会>
審査参考資料はこちら

審査参考資料のタイトル部分を並べておきましょう。
・三鷹市市税条例等の一部を改正する条例のあらまし
・(各契約案件の)入札及び契約の過程並びに契約内容
※東と西の多世代交流センター改修工事につき補足資料あり

市税条例改正ですが、あらましの入り口部分に簡潔にまとまっています。
これらの話は、所詮は税法改正すなわち「法律」の改正による副産物のようなものであり、自治体の「意思」として議決という儀式を通過するだけの話です。つまり、現実には内容に反対であろうが粛々と進んでしまうものなのです。
今回は内容面に特段の問題はないと考えています。

契約案件ですが、聞くところによると多世代交流センター部分につき、厚生委員会で示されたプランにある図面と違うことが問題になったようです。
しかし、そもそもプランというものはあくまで「絵」であり、完成体ではありません。実務としては実施設計を経る中でいろいろと出てくるでしょう。
その意味で、当初の次元と現実の次元は違って当たり前であり、またそもそも本件工事自体は予算が可決されたものであるので、特に問題はないと考えます。

気になったのはそういうことではなく、私の場合はJVのあり方についてです。
億単位の大きな案件のときに、単体の入札は怖いですね。倒産でもされた一貫の終わりですから。その意味でJVにはいわば連帯保証人的な要素があるというのが、近時の私の推察です。
ですので、JVそのものは良いのですが、組ませ方にもう一工夫あったほうがよいのかなというのが気になっているのです。
会社には体力というのがあります。売上高に応じて体力はいくつかレベルに分けられますね。当然ながら抱える技術者の数も変わってくるでしょう。
親会社・子会社とでもいいのでしょうか、そういう発想で片方はある程度規模の大きな会社に限定すべきではないかと考えているのです。

以上の点が気になりますが、そもそも契約議案というものは、予算で可決された範囲内で適切な執行がなされているかの一貫でしかないのですから、議案には賛成で臨みます。

このように、特段本会議場で指摘するほどまでのことはないと判断し、議案の討論はしない予定です。各委員会の行政報告については、特別委員会終了後にまとめてアップする予定です。