三鷹市議会 平成29年第3回定例会 本会議5日目 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 平成29年第3回定例会 本会議5日目

9/28、定例会最終日でした。流れを書きます。

9時半から本会議、議運委員長からの報告の後に休憩。各常任委員会で審査報告書確認などがありました。
そのうち、総務委員会と文教委員会に行政報告で市長が出席、いわゆる太宰治記念文学館構想につき、整備基本プラン確定を延期するという報告がありました。
理由は2点ありました。
1)議会から慎重に検討するよう指摘をいただいていること
2)パブリックコメントで多くの意見を頂いたこと
以上から、都との交渉をさらに続行するというような話がありました。質疑をする委員はいませんでした。

13時から本会議再開、各委員会の審査報告書が読み上げられました。
そして、各議案につき採決。
私は、議案第62号と63号につき、意見を述べ、全ての市長提出議案に賛成しました。
以下、その内容を紹介します。

<62号 賛成討論>
議案第31号の賛成討論で述べた内容がこの議案にも該当する旨指摘して賛成します。

<63号 賛成討論>
いわゆるクラウドファンディングについてですが、工事費本体の予算が議案上程されていないのに、総体の1割を目標とした寄附を募り始めることは、工事費本体の予算につき議案にはなっていないが認めてくれというのと同じようなものであり、事業の不可分性から大きな問題があると考えます。
もっとも、本補正予算案は障害見舞金など重要な案件も含まれていることから賛成します。

この後追加議案の上程。衆院選の選挙費についてです。議案はこちらを。
総額で7490万の大金です。これについても、賛成しました。

そして、意見書案・決議案です。
私は最初の意見書案の際に、次のように述べて、全ての意見書案につき退席で応じました。
<半田退席討論>
地方自治法99条から内容の判断以前に形式面で話にならないものが今定例会でも多数出てきています。議会運営委員会で最低限形式面につききちんと議論すべきであるとの抗議の意味から、内容に賛成できるもの反対であるもの関わりなく全ての意見書案につき退席で応じることにします。

地方自治法99条にきちんと規定されているのに、未だにそれを無視したようなのが平気で出てくるのですから、今後はもう相手にしないつもりです。

なお、意見書案・決議案の際に、市側を退出させるよう議長に申し入れ、その後代表者会議で議論されているようです。
退出させるべき理由というのは、実に簡単です。

意見書案・決議案につき、市側に質問することはありません。そもそも、答弁の必要性があるからこそ、本会議場にいるわけであり、市側が答弁しないならいる必要はないのです。
その分、きちんと本業を勤めてもらいたいですよね。
「私はこの点についてこう考えている!」と市側に言いたいというのもわからなくはないですが、それは要は主張を聞いてくれというだけのものであり、そのためだけに市側の部長職をずらっと並べる必要はありません。
市側には可決されたものを送付するだけで十分です。可決されたものは市議会の意思ですから。

政治家の主張に対し、どのくらいのコストがかかるのか?もう少し政治家はきちんと考えるべきですね。

以上になります。市側の発言場面はないので、動画紹介は割愛します。
賛否一覧は後日市議会HPに載りますので、そちらをどうぞ。

今定例会もお付き合いいただき、ありがとうございました。