ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)で投票依頼?が来る時代 | 半田伸明のブログ

ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)で投票依頼?が来る時代

今日午前中に、投票依頼そのものとしか思えない、TwitterのDMが届き、びっくりしました。
棄権せずに投票、という内容でしたが、特定の方の(名前は伏せておきます)のスケジュールを案内するリンクがあり、これはもう立派な投票依頼としか思えませんね(まぁ主観レベルですが)。

まぁ、これを送ってきた方は、普段からやり取りしている方なので、あぁ、そうかとしか思いませんでしたが、こういうのがリアルで付き合いがない方から飛んできたら、ちょっと引くでしょうね。ブログ更新したよ!とかならまだしも、選挙ですからねぇ。。

熱意は買いますが、なんだかなぁと思ってしまったんですよ。売り手目線と買い手目線の違いがこういうところにも出てきますよね。

投票して欲しいという方は、そりゃもう必死に活動するわけです。しかし、熱意が空回りしたら意味ないですよね。陣営全体でそういう事しようと決まったのかどうか、私は全く知りませんが、こういうDMが届いたら相手はどう思うか?ここを考えないと、選挙に本当の意味で勝つ事はできないと思います。

とかく政治家は、「政治家目線」で考える生き物です。選挙カーでがなり立てる、電話がけをする…
しかし、有権者は認知したあとには、「選択」の作業をするのです。

まずは無名の候補者を認知させるべく、ポスター貼ったり云々は、わからなくもないですが、都知事選はマスコミの注目も大きく、既に認知段階は終わっています。多くの有権者は「選択」過程に入っています。

選択の時期なのに、しつこく認知レベルの作業をされたら、受け手である有権者はどう思うでしょうか?

もう明日しかないのです。しかも、明日は東京は雪が降るとの事。まぁ、誰も出かけないでしょう。
一方、先ほど書いたように、有権者は「選択」作業に入っているのです。
今日でもうおしまいでいいんじゃないんですかね?

改めて、政治家目線に思いを馳せるとともに、有権者目線との大きな差に感じ入ってしまいました。
選挙というものは、このような政治家目線の一方通行ばっかりだからこそ、投票率が上がらないのかもしれませんね。