前回の続き

 

 

 

「父方のお墓、どこなんだーーーーーー!!!」

「父方のご先祖様ーーーーー返事してーーーー!!!!」

叫ぶ日々を送っていた私。

(声にだして叫ばず、心の中で叫んでました)

 

 

 

もはや見つかる術がなくなった私。

そんなこんなで、モヤモヤした年末を迎えます。

 

 

 

 

大掃除に励んでいた我が家に

1本の電話がかかってくるのです。

 

 

 

 

 

こんな年末に電話?

親類かな??

 

 

 

 

という事で、電話に出たのです。

そうしたら.....

 

 

 

「もしもし。わかる??」

 

 

 

?????

誰だ!?

 

 

 

 

「もしもし。私です。」

 

 

 

 

は???

誰???

 

 

 

 

その声に、全く理解できず。

私は自分が知らない親類の人だと思ったのです。

そこで、母に電話を渡したのです。

 

 

そうしたら、母の唸り声。

初めて聞きました。

 

 

呪いのような気を発している母が手に持っている電話を

私は奪い取って、答えました。

 

 

なんと、父からの電話でした。

 

 

 

死んだのでは????

と半信半疑でした。

 

 

 

私:「死んだと思ってたんですけど?」

父:「死んでないよ」

 

 

私:「結婚したって聞きましたけど?」

父:「いいや、一緒に住んでいたけどしてないよ。」

 

 

 

突然すぎません?

だって、30年以上も経っていきなりですよ?!

 

 

 

 

ありえなくないですか?

ありえないよね?

おかしいよね?

 

 

 

私、プチパニックになりました(笑)

 

 

 

目の前には、恨みの念が渦巻いたまま立っている母。

母の姿を見て、ようやく冷静になった私。

 

 

要件は、特になく、ただ私に会いたいとのこと。

本当に理由がわかりませんよね?

 

 

 

人ってそういう時って、100%疑いの目ですキョロキョロ

 

 

 

そこではたと気づきました。

私、父方のご先祖様に「返事して!!!」とずっと叫んでいたことを。

 

 

 

まさか.......

本当にご先祖様に伝わってたってこと?!

 

 

 

 

そうです。

これは立証できません。

立証する方法がありません。

立証する方法があれば教えて欲しいくらい。

 

 

 

 

人間の持っている「思い」というエネルギーは最強です。

だって、幽霊よりも生霊の方が本当に強力なのは、みなさんもご存じだと思います。

 

 

 

 

生きている人間の発しているエネルギーって、本当に強力なのだということを、この日、私は思い知らされることになりました。

 

 

 

そして、ようやく父方のお墓参りができることと相成りました。