2023年最初となる「半田健人のGS!GS!GS!」です。
GSとは言わずもがなグループサウンズを指しておりまして、今回で第6回まで来ました。
いや〜、ほんの出来心で開催に踏み切ってしまったようなものが皆様のご協力とご理解のおかげで続けることが出来ています。いつもありがとうございます。
さて!
今回のスペシャルゲストはジャッキー吉川とブルーコメッツから鍵盤奏者の小田啓義さんにお越し頂きました!
小田さんと言えば作・編曲家としても有名でありますから終始“先生!”と呼ばせて頂いておりました。
この「先生」と言う呼称、よくよく考えると弟子以外が使うのは不自然ですよね…
「私はキミに何も教えた覚えはないのだが?」
と、言われてしまうとガビーンってなります。
しかし、中には「先生」と付けないことを不躾と捉える方もおり…いずれにしてもガビーンとなります。
もちろん小田啓義先生はそんなことにはこだわらない大らかな心の持ち主であります☀️
(リハーサル時の小田啓義先生。「青い瞳」のイントロをエーストーンで実演下さいました!)
今回も構成はサミー前田ディレクターが担当。加えて小田先生のマネージャーさんから膨大な量の当時モノの資料や音源を貸し出して頂きました🙇♂️
全て紹介しきれなかったのが悔やまれますが、中でも興味深かったものが、ファンクラブの会報誌『青い彗星』でした。ファンクラブならではのプライベーティーな内容はブルーコメッツが放つパブリックイメージを覆すものがあり、あれは時間をかけてでも完読する価値がありますね。
この度、ようやく日の目?を見た私物のファーストマン社のリバプール・デラックス。三原綱木さんのシグネイチャーギターでもちろん当時モノです。(自分で写真を撮っておらず…お客様のTwitterから頂戴いたしました)
だがしかし!
綱木さんご本人が使用されているモデルはネックがセットネックなんです…
市販品はネジ留めなんですよね。もしかしたら極短期間だけ発売されていたという「リバプール・カスタム」と言うモデルがセットネックなのかもしれません。だれか情報お持ちの方はお返事下さい!
そして譲って下さいぃぃ!!笑
楽器メーカーファーストマンといえば、社長さんの名前が森岡一夫さんと言いまして一夫だからファースト、マン、なんですよね。
そんなことより驚いたのが!
小田先生のプロデュースバンド・コスミック・インベンションのボーカル兼ドラムスの森岡みまさんがその森岡社長の娘さんだったと言う話…
いやはや、繋がってますね〜
物凄く繋がっています。
番組後半ではセッションも!
岩崎宏美さんのカバーでも有名な小田先生作曲作品『すみれ色の涙』と『甘いお話』
そして最後はやはり『ブルーシャトウ』!
ブルーコメッツは他のGSに比べてキャリアが数倍あるため、3時間使っても全ては解説しきれませんでした…
しかしながら、今回は‘70年代のブルーコメッツ’に焦点を当てるという新たな試みが出来たと思います。60年代ばかり語られがちですが、70年代の作品も素晴らしいのですよ。
特に!
小田先生作曲作品のシングルにもなりました『哀しい少女』は絶品です!
デジタル化を強く希望します。僕らが動くしかないでしょうか??
(小田先生のYouTubeチャンネルより)
開催する毎に何かしらの新発見、新発掘と出会えるのがこのシリーズの魅力です。知識を溜め込む事は快感ですね。
これからもこの快感を共有出来たら幸いです。
皆様、ありがとうございました!
(前回のスペシャルゲストでお越し頂いたザ・ガリバーズの北久保誠さんも遊びにいらしてくれました!
ガリバーズはブルーコメッツと同じ大橋プロ所属でした。)
半田より。