12月18日は約半年ぶりのライブ(間にライブと言っていいのか分からない企画が一回笑)でございました🎤🎤

場所は前回よりお世話になっております六本木クラップスさんにて。



ライブ自体の発表は僕にしては早めに行っていたので準備期間は存分にあったはずなのですが、実は最終形に落ち着いたのはここ一か月のことでした。

そのわけを少し書かせて頂くと、ひとつにはマンネリ化を避ける工夫をするうちに焦点がいまひとつ定まらずいたこと。決め手を欠くという言い方になりますか、ビシっとくるプランが立てられずにおりました。

そんな時にある出来事が重なりました。作曲家・川口真先生のご逝去です。

川口先生だけでなく、思い返せば昨年から今年にかけて、歌謡界にとっては寂しい訃報の連続でした。

それだけ時間が経った表しと言えば仕方のないことなのですが、受け入れ難いことに変わりはありません。

そこで今回の公演に追悼ブロックを設けることで自分なりの整理をさせて頂こうと考えました。

結果としてそれが新鮮さも感じて頂ける内容にも繋がったかと思います。

セットリストは以下の通りです。



鈴木淳先生作品から、
・あなたとならば/O'z、ラクシス

すぎやまこういち先生作品から、
・僕のマリー/ザ・タイガース

筒美京平先生作品から、
・過ぎ去れば夢は優しい/野口五郎
・かがやける愛の日に/尾崎紀世彦

川口真先生作品から、
・五月のバラ/ブレンダーリー、尾崎紀世彦、塚田三喜夫
・時は流れる/黛ジュン


演奏家のパートナーはお馴染み、ピアニストのアニエス晶子さん。
今回もイメージ通り、いやイメージ以上のプレイで歌を完成へと導いて下さいました!
プレイヤーパートナーは重要です。技術のある無しではなく、あるポイントでの好みが一致していること、呼吸が合うこと、この二点が特に大切です。
アニエスさんとは近く録音物を作ってみたいな〜なんて今回リハーサルをしていて思いました。

実現するかな?!



例に漏れずこの日もよく喋っていたと思います。いつもプレイバックを観ていると自分で嫌になりますね笑。早く次の歌へ行きなさいよ、と🤦‍♂️笑
コロナ禍以後、ツイキャスなどで普段から喋り配信をしているのでライブではもう話す事もないだろうと踏んでいたのですが、おかしいなぁ〜
一度、今度MCゼロのライブなんてやってみたらどんな感じになるんだろうか…
きっと自分で吹き出して、早々に企画終了でしょうね汗

企画といえば、本当に川口真先生を尊敬し愛しておりますので、来年は一本“川口真ナイト”なんてライブをやりたいんです。
協力者が見込めない場合はオール弾き語りになるかもしれませんが、それでも行う価値はあるかと。
譜面見ながら延々30曲くらい…とかね!


この日のマイクはベイヤーダイナミック社のM500。リボンマイクなのでシュアなどより遥かに繊細ですが、構造に由来する自然なリミット感は使いこなせたら癖になる使用感かも。ライブでは初めて使ってみましたが、ピアノ伴奏にはとても相性が良いと思いました。
あと、配信乗りが凄く良いのも驚き。これもきっとリボンリミッターの影響かもしれません。マイクロフォンとしてはもっとも古典的な技術が、配信という最新の用途にマッチするなんて不思議ですよね!




野口五郎さんご本人にも観て頂き合格ラインをクリアしたテイクがコチラ!
『過ぎ去れば夢は優しい』
(♩くちびるからくちびるへ〜 ゴーカクライン♩)






さて、今年は果たして長かったのか短かったのか?
それぞれだと思いますが、一つだけ確かなことは「時は流れる」です。
待っちゃくれません。寝ていようが時は流れて行きます。
放っていても自然に来年です。だからジタバタしたって同じこと。
まず、こうして数こそ少なかったですが、ステージをやれた事実に感謝。そして会場にお越し下さった方、配信でご覧下さった方、今年もこんな僕を応援して頂き本当にありがとうございます‼️


今年会えず終いだった方は来年会いましょう!

僕にもそんな人が何人かいますよ。

だから来年は楽しみですね。



あと数日ありますが、まだ最後ではありませんので大晦日までよろしくお願いしまっす🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️




半田より。