ラジオに呼んで頂くたびに胸が高鳴る。
嬉しさと緊張のダブルパンチで僕は毎回密かに汗だくになっているのだ。だがそこはラジオなので助かっている。

そう、僕を忽ちアウトな人間にしてしまうその人の名前は伊集院光さん。

偉大な人である。そして必要な人なのだ。

僕が伊集院さんの声を聴かない日はない。あの尊敬してやまないはずの野口五郎さんの音楽でさえ聴かない日は出てくる。しかし伊集院さんのラジオ音源だけは一日の中で必ず一回はプレイしている。朝食の準備をする時、歯磨きの最中、移動中、街中で、風呂の中で…
伊集院さんのトークは場所やシーンを選ばない。言うならば絶えず身につけている下着のような存在かもしれない。
野口五郎さんや都倉俊一先生の音楽がここ一番の一張羅だとするならば、伊集院さんのラジオはパンツなのだ。
どんな職業の人間もパンツを穿かない日はないだろう。
パンツがないと落ち着かない。パンツがもたらす安心感、安定感。それはまさに伊集院さんの存在そのものである。

そこまでお世話になっている方の“実物”を目の当たりにしてどうして平静でいられようか。

伊集院光さんのパブリックなカテゴリーはお笑い芸人という位置づけなのだろうが、僕にとってはそこだけにとどまらない。

その声の響きはベートーヴェンの交響曲より芳醇に響き、その話術はジョンレノンの歌よりも胸に届き、その空想力はウォルトディズニーをも超越している。

僕は伊集院さんに擦り寄るつもり書いているのではない。カリスマはカリスマのままが美しいのだ。
僕はいつまでもリスナーでありたい。
ただ、今回のように同業者としてお仕事をさせて頂けることはこの上ない喜びでもある。
まして、伊集院さんの口から僕の話をしてもらえたなんて夢のような時間であった。

どんな事を言われようが感謝しかありません!

伊集院さん、ありがとうございました!



半田より。