ほんの思いつきで開催に至った『半田健人のGS!GS!GS!』(ガソリンスタンドじゃないYO!までがお約束)


僕は長年、歌謡曲研究に勤しんで参りましたがその中でグループサウンズは意外にも興味の対象外だったところがありましてね。

理由を話すと長くなるので改めますが、ここ一年のステイホーム生活を活かし浴びるようにGSを聴いてきました。音楽性に惚れたと言うより時代の資料としての興味が大半です。

なのでいくら聴き漁ろうとも自分が演る音楽ではないな…というは変わらず。

同時期の一般的な歌謡曲より作りが荒いので、そこにはリアリティがあるんです。また企画性を全面に出した音楽なので当時のトレンドが如実だったり。

とにかく音で巡るタイムマシーン的な意味合いがGSの裏の楽しみ方というわけで!


今回のイベントを決行しました。


イベント化にあたり15年以上の付き合いでもあるGS賢者・サミー前田氏にサポートに入って頂き、資料やデータもバックアップ。大量のレコードもサミーコレクションです。


(右・サミー前田氏)

(手にしているのはザ・ハプニングス・フォーの『あなたが欲しい』。ジャケデザインは横尾忠則先生)



レコードをかけては語り、資料映像を流してはチャチャ入れしながら前半を展開していました。




そして!本イベントの目玉企画ともなるゲスト様のご登場!


『小さなスナック』のスマッシュヒットを飛ばしたパープル・シャドウズのリーダー兼ギタリストであります今井久さんにお越し頂きました!



多くのバンドがファズを踏んでいた中、今井さんの音はクリーントーンで他にない独特なものがありました。僕は小学生の頃からパープル・シャドウズファンで…実際にお会いできて感動の嵐でした!


そして感動はさらに続きます。


なんと!


事前打ち合わせでは予定していなかった、『小さなスナック』の半田ボーカルによる実演が‼️


(僕はサイドギター&センターボーカル)


小6年から弾いていたおかげでサイドギターくらいならすぐ出来るんです笑


真横での今井さんご本人によるあのギタープレイはもちろん感激なのですが、コーラスがまた良いんです‼️

パープル・シャドウズの‘あの感じ’って実はコーラスによるものが大きかったのか…と再発見でした!


色々とお話も伺いましたが、それはまた別稿で詳しく書き起こさせて頂きます。(VOICEギターについてもそちらで)


(今井さんの愛機に触れさせて頂いた半田さん…)

コロナ禍でなかなかライブが出来ないのは今井さんも同じらしく、、再開されましたら伺います!
この度はゲストにお越しくださいましてありがとうございました🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️



後半戦もレコードをかけつつ“GSとはなんだったのか?”、“良いGSってどんな?”なんて定義について激論。
僕は日の目を見なかったかバンドにこそ真の‘文化としてGS’を感じるんです。売れたバンドは芸能史としては遺産なんですがね笑




そんな具合で約三時間(DJタイム入れると四時間)に渡るイベントでしたが、まだまだお伝えしたいことがあるので笑

近いうちに第二回やります!

会場となったSUPER DOMMUNEさん、宇川さん、色々ご配慮、工夫を施して頂きありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します!




いよいよ夏も本番です。皆様もHOTなGSナンバーをこの夏一曲見つけてみて下さい🌴



半田より。