第32話・絡み合う糸
草加の放ったライダーキックが、侵入角も鋭利に真理に向かってハードランディングするシーンでエンディングをむかえた前話。絶体絶命かと思われましたが、ここはやはりフィクションの世界!
バジンで駆けつけた巧がバイクごと華麗にテイクオフ!
0.1秒と狂えば成功しないはずの大技をたっくんが見事成し遂げて危機一髪でとなりました。
が!
真理の危機は終わっていなかったのであります。
ヒロインらしくないヒロインが売りの園田真理さんですが、彼女の人生も考えてみれば数奇なものです。
幼少期のあれこれ、父親とのあれこれ、友人は見る見るうちに亡くなるし、普通であればこの時点で気丈に振る舞うのも困難なはずでしょう。
しかし、持ち前の負けん気の強さと少々の鈍さも相まって彼女は健気に生きていました。
運命とはそんな強き人を狙って仕打ちをするのです。
所変わってクリーニング屋前。草加さんが丁寧に洗車をしてくれています。
きっと草加さんのことだからその気になればワックスかげも上手そうです。
巧がやると…ところどころ白い輪っかが残っていようが
「どーせまた汚れんだろぉ?このくらいでいいんだよ。だいたいな、ワックス丁寧にかけるような車かよ?」
とか言い放ちガソリンスタンドをクビになるんでしょうねぇ…
妄想はさておき、ここで草加さんからキツーイ一言を頂きます。
草加
「俺に言わせれば、オルフェノクは全て敵だ!」
この言葉を聞いた巧は、気持ちリアクションがピクッとしたように見えます(自分の演技ですが…)
この辺りの草加の切り込み方は実にイヤラシイ。証拠こそ掴んでいないものの、まるであたかも巧がオルフェノクであると確信しているかのようです。
しかし、一方で巧も巧で、確かに過去を伏せ過ぎているきらいがありますので、そう勘ぐる要素はこの物語上においては十分と言えましょう。
現実世界で我々は、無意識の内に過去からその人のデータを算出していたりしますからね。
今が大事!とは言っても、それは過去から繋がった先にあるのが‘今’というわけで、やはり無関係とは言いきれません。
僕だって仮面ライダーをやっていなかったら今頃、もう芸能界にいないかもよ?笑
前にも書きましたが、ファイズという根っこ(過去)が葉っぱや花(今)に必要な養分を未だに吸い上げてくれているんですよ。
だからね、
たっくんもオルフェノクだからって落ち込まないで!
その過去があるから‘君’なんだよ。
そのぶん一度の人生の中で人より多くの‘経験’をしたことを自信に変えて生きて欲しい。
決して、命を粗末にするなよ巧‼️
君の人生だが、命は別だ。君のことを大切に想う人が世の中には絶対にいるんだよ。それをあたかも全部見てきたような口を利くんじゃない!
わかったな!-_-b
話を本編に戻そう。よいしょ。
仮面ライダーファイズは2003年度の作品ですので、今はもう消えた街並みがちょくちょく出てきます。
この32話には、僕にとって貴重シーンが残されていました!
中盤で踏み切り越しに巧と木場が対峙するシーンがありますが、この踏切は現在存在しません。
場所は東急東横線の渋谷〜代官山間。代官山駅を渋谷方面に数100メートル進んだ所にその踏切はありました。現在は何故存在しないのかと言いますと…
東横線が地下に潜ったから!
2013年の東横線渋谷駅の移設に伴い地下工事と地上線の撤去が行われました。
現在のその場所はと言いますと、まだ面影があります!
地上線のレールが敷いてあった土地はファッション施設として再利用されていますが、踏切部はレールが外されアスファルト舗装に変わった以外は、道幅等の変更もなく当時の装いを保っています。
今なら電車も来ないので思う存分、巧と木場の‘にらみ合いごっこ’ができます。
是非やって来て下さい。
そしてこのシーンに使われた車両も今なき、東急8000系電車。しかも‘歌舞伎色’と言われた8011Fときたじゃありませんか!!
お詳しくない方でもこう見れば愛すべき車両に見えてくるはずです。
↓↓↓
ほら、‘ファイズ色’にも見えてきませんか〜?😏
鉄道フアンの僕からすればむしろ‘ファイズが東横歌舞伎色’なんですがね。…ゴホン
老体(失礼!)を半ば無理矢理派手に装ったようなこのカラーリングは当時はイマイチだな〜、なんて思ったものですが、もう見れない今となっては…😞
ちなみに警笛はもちろんアフレコなので8000系の音がしていなくて違和感!
仕方ないけど違和感!!
僕が鉄道モノの映画を撮るような時が来たら、まぁ‘嫌われ監督’になる自信があります笑
そんなにリアリティが撮りたきゃ、ドキュメンタリーを制作しなさいと言われて終わることでしょう。あしからず。
話が全然本編に戻らないですね。なぜだろうか。
さて、澤田の甘い誘惑に騙された真理ちゃんは腹に重いパンチを食らってしまいます。
確か流星塾のクラスメイトにも腹パンを食らい、パラダイスロストでも腹パンでしたよね…もう真理ちゃんの内臓はボロボロです。
そんな真理ちゃんの額に流れる血の色は、さながら角川映画の血のようで、時代が経っても血ノリって進化してないんだなぁ…と現場で感じた事を思い出しました。笑
病院で草加さんはキレてましたねぇ。
それは無理もないのですが、その後ですよ!
瀕死状態の真理を目の前に、訪れた木場さんにまた嘘ついたでしょ、あの男…笑
いやぁ、タフガイですねぇ。感心感心。
まともな人間ならこの期に及んで嘘を言うとも考えづらいので、木場さんは信じてしまいます。
巧が、真理をこんな事にした…と
次回のタイトルが凄いんです!
調べなおして初めて知ったんですが…
次回、第33話 『真理、死す』
乞うご期待‼️
つづく。
半田より。
草加の放ったライダーキックが、侵入角も鋭利に真理に向かってハードランディングするシーンでエンディングをむかえた前話。絶体絶命かと思われましたが、ここはやはりフィクションの世界!
バジンで駆けつけた巧がバイクごと華麗にテイクオフ!
0.1秒と狂えば成功しないはずの大技をたっくんが見事成し遂げて危機一髪でとなりました。
が!
真理の危機は終わっていなかったのであります。
ヒロインらしくないヒロインが売りの園田真理さんですが、彼女の人生も考えてみれば数奇なものです。
幼少期のあれこれ、父親とのあれこれ、友人は見る見るうちに亡くなるし、普通であればこの時点で気丈に振る舞うのも困難なはずでしょう。
しかし、持ち前の負けん気の強さと少々の鈍さも相まって彼女は健気に生きていました。
運命とはそんな強き人を狙って仕打ちをするのです。
所変わってクリーニング屋前。草加さんが丁寧に洗車をしてくれています。
きっと草加さんのことだからその気になればワックスかげも上手そうです。
巧がやると…ところどころ白い輪っかが残っていようが
「どーせまた汚れんだろぉ?このくらいでいいんだよ。だいたいな、ワックス丁寧にかけるような車かよ?」
とか言い放ちガソリンスタンドをクビになるんでしょうねぇ…
妄想はさておき、ここで草加さんからキツーイ一言を頂きます。
草加
「俺に言わせれば、オルフェノクは全て敵だ!」
この言葉を聞いた巧は、気持ちリアクションがピクッとしたように見えます(自分の演技ですが…)
この辺りの草加の切り込み方は実にイヤラシイ。証拠こそ掴んでいないものの、まるであたかも巧がオルフェノクであると確信しているかのようです。
しかし、一方で巧も巧で、確かに過去を伏せ過ぎているきらいがありますので、そう勘ぐる要素はこの物語上においては十分と言えましょう。
現実世界で我々は、無意識の内に過去からその人のデータを算出していたりしますからね。
今が大事!とは言っても、それは過去から繋がった先にあるのが‘今’というわけで、やはり無関係とは言いきれません。
僕だって仮面ライダーをやっていなかったら今頃、もう芸能界にいないかもよ?笑
前にも書きましたが、ファイズという根っこ(過去)が葉っぱや花(今)に必要な養分を未だに吸い上げてくれているんですよ。
だからね、
たっくんもオルフェノクだからって落ち込まないで!
その過去があるから‘君’なんだよ。
そのぶん一度の人生の中で人より多くの‘経験’をしたことを自信に変えて生きて欲しい。
決して、命を粗末にするなよ巧‼️
君の人生だが、命は別だ。君のことを大切に想う人が世の中には絶対にいるんだよ。それをあたかも全部見てきたような口を利くんじゃない!
わかったな!-_-b
話を本編に戻そう。よいしょ。
仮面ライダーファイズは2003年度の作品ですので、今はもう消えた街並みがちょくちょく出てきます。
この32話には、僕にとって貴重シーンが残されていました!
中盤で踏み切り越しに巧と木場が対峙するシーンがありますが、この踏切は現在存在しません。
場所は東急東横線の渋谷〜代官山間。代官山駅を渋谷方面に数100メートル進んだ所にその踏切はありました。現在は何故存在しないのかと言いますと…
東横線が地下に潜ったから!
2013年の東横線渋谷駅の移設に伴い地下工事と地上線の撤去が行われました。
現在のその場所はと言いますと、まだ面影があります!
地上線のレールが敷いてあった土地はファッション施設として再利用されていますが、踏切部はレールが外されアスファルト舗装に変わった以外は、道幅等の変更もなく当時の装いを保っています。
今なら電車も来ないので思う存分、巧と木場の‘にらみ合いごっこ’ができます。
是非やって来て下さい。
そしてこのシーンに使われた車両も今なき、東急8000系電車。しかも‘歌舞伎色’と言われた8011Fときたじゃありませんか!!
お詳しくない方でもこう見れば愛すべき車両に見えてくるはずです。
↓↓↓
鉄道フアンの僕からすればむしろ‘ファイズが東横歌舞伎色’なんですがね。…ゴホン
老体(失礼!)を半ば無理矢理派手に装ったようなこのカラーリングは当時はイマイチだな〜、なんて思ったものですが、もう見れない今となっては…😞
ちなみに警笛はもちろんアフレコなので8000系の音がしていなくて違和感!
仕方ないけど違和感!!
僕が鉄道モノの映画を撮るような時が来たら、まぁ‘嫌われ監督’になる自信があります笑
そんなにリアリティが撮りたきゃ、ドキュメンタリーを制作しなさいと言われて終わることでしょう。あしからず。
話が全然本編に戻らないですね。なぜだろうか。
さて、澤田の甘い誘惑に騙された真理ちゃんは腹に重いパンチを食らってしまいます。
確か流星塾のクラスメイトにも腹パンを食らい、パラダイスロストでも腹パンでしたよね…もう真理ちゃんの内臓はボロボロです。
そんな真理ちゃんの額に流れる血の色は、さながら角川映画の血のようで、時代が経っても血ノリって進化してないんだなぁ…と現場で感じた事を思い出しました。笑
病院で草加さんはキレてましたねぇ。
それは無理もないのですが、その後ですよ!
瀕死状態の真理を目の前に、訪れた木場さんにまた嘘ついたでしょ、あの男…笑
いやぁ、タフガイですねぇ。感心感心。
まともな人間ならこの期に及んで嘘を言うとも考えづらいので、木場さんは信じてしまいます。
巧が、真理をこんな事にした…と
次回のタイトルが凄いんです!
調べなおして初めて知ったんですが…
次回、第33話 『真理、死す』
乞うご期待‼️
つづく。
半田より。