第28話・暗黒の四葉

『ターミネーター・ニューフェイト』の公開を機に過去のターミネーターシリーズとシュワルツェネッガー氏主演作品を片っ端からから観直していた為、ファイズがなかなか進んでいませんでした。

しかし、シリーズモノってやはりいいですよね。出演者のカムバック(I'll be back!)も楽しみのポイントですし、シリーズファンだからこそ理解できる仕掛けや種明かしに胸が震えます。
人間ですからどんなスターであれ歳はとります。しかし真のスターとは容姿の変化など気にさせない存在感を持っています。
例えとして相応しいのか分かりませんが「腐っても鯛」とはよく言ったもので、本人であることが何事にも代え難い価値なのです。スクリーン、あるいはブラウン管(もうないか…)に登場しただけで思わず拍手をしたくなる俳優っていますよね?
こればかりは演技力や容姿だけでは決して算出できない値です。きっとその人が世に出た時代、巡り合った作品、継続し続けた努力など様々な因子の掛け合わせの結果、カリスマ性という強靭な鎧を纏うことが出来たに過ぎない。そんな極めて希少な存在だからこそ人々は魅了されてしまうのでしょう。

『ターミネーター』とシュワ様についても近く別項で書いておかねばなりませんね。

今回はちゃんと『555』について書きます!
それでは…ダダン ダン ダダン💀




北崎こと藤田玲くんですが…ついに出た歳下!
僕はファイズスタート時は高校生でしたので芳賀さんを除いて男性出演者の中では最年少でした。
自分でも大概若さを自覚していたのでまさかこれより下がキャスティングされるとは予想外。
しかもこのガキ(失礼!)なかなか強いときたじゃありませんか!北崎の年齢描写はないためいくつのつもりかわかりませんが、あきらかに年上であろう琢磨さんをからかうあの様はなかなかのもの。
事実、藤田くん自身もそこらの同年代の男子より遥かに大人っぽい雰囲気を普段から醸し出していました。
ファッションもオシャレでね。

オシャレといえば北崎は服装も個性的でした。



ダルダルセーター。



あれ正しい着方なの?

アンニュイなルックスからは想像しがたい驚異的な破壊力を持っているのが彼。
本人の意思とは別に触れたものは全て灰になってしまうというもの。
これには北崎自身も少々迷惑しているような言動もありました。皆に恐れられて遊ぶ仲間もおらず常に退屈しているのです。

何事もそうですが、力にせよ財力にせよ度を越したものを手に入れてしまった人が陥りやすい状況ですよね。自分に集まる者、または避ける者達が本人そのものを見ずに周りを形成するパーツによって判断を下してしまう。
その立場になってみないと分かり得ない心境というものがきっとあるのでしょう。

だから北崎もまた孤独なのです。




場面変わっていつもの菊地家の食卓。
ここで初めて巧の年齢が啓太郎のおしゃべりによって明かされました。

18歳だそうです。

正直、このシーンまで僕は22、3歳のつもりで演じていました笑
だって表記がなかったよ???

台本に書いてあったら…すいません…



そんな巧と同い年である新入りバイトの木村沙耶さんはキーパーソンとなる‘はず’でした。

なにやら巧も真理や長田さんにはない感情を彼女にだけは抱いているように見えましたしね。
きっかけは猫舌同盟でしたが妙に優しかったり、何よりこの台詞です。




「10年後答えてやるよ…俺がもし生きてたらな」




これはかなり核心に迫った言葉じゃないでしょうか。

まずこれにより、巧は常に死を意識していると言うことが表明されました。
巧がこれまでのシリーズの中で命を粗末にしがちなのは、その覚悟が常に胸にあることの表れだったのかもしれません。
しかし、一方で犬死には御免だ!という意思も感じられます。それはつまり生きるべき人のためならば自らの命を代わりに差し出す準備が自分にはある…ということでしょうか。

なんという18歳…

このあと明かされて行く‘巧の正体’を知れば合点の行く話なのかもしれませんが、それを出会って間もない沙耶にサラッと告げてしまった真意とは…?

‘鼻が効く’のかもしれませんね。



そんな沙耶がこの28話を最後に絶命してしまうことは悔やまれてなりません。生きていればきっとなんらかのミラクルを起こしてくれたような気がします。



前後しますが沙耶を殺した澤田もまた葛藤の中。
真理のことがずっと好きで、一番好きな人を自らの手で殺めることで完全なオルフェノクへと覚醒するんだという論法。
側からみればなんて身勝手な考えだと思ってしまいますが、オルフェノクを背負うものは真面目な人間ほど正気じゃいられなくなるのかもしれません。

海堂くらいの性格が一番オルフェノクをコントロールできる?



まあね、特殊な力や姿を手に入れても元々は人間。いくら上から指令を受けても完全な殺戮兵器にはなれないんですよ。

人間には痛みがあり、悩みがあり、悲しみもある。
その引き換えに喜びがあり、愛がある。

それが人間由来のDNAなのですから。



スマートブレイン社も本気で人間を制圧したければスカイネットと手を組んだ方が早いかもしれません。



あ、話が振り出しに戻ってしまった💀

ダダン ダン ダダン…




東映チャンネル
↓↓↓




つづく




さて、告知だよ!

いよいよあと10日くらい(12/8)に迫ったライブ『健人の部屋Ⅲ』!!
↓↓↓
http://livingroomcafe.jp/event/kentonoheya3


只今絶賛選曲中。早く決めろよと言われるかもしれませんが、出来るだけリアルタイムな気持ちを歌に乗せて皆様に届けたいのでギリギリまで検討してのぞみます🎤


そして自身のライブに先立ち、今月30日には‘あの方’のライブに行って勉強してきます!
きっと爆発的な刺激を貰って帰ってきます。


そんなこともあり、、8日は楽しみしてて下さい。
今までで最高のステージになるよう準備しておきます。
(終演後、恒例のサイン会もやります。ベルトなりなんなり持参して頂ければ👍)



水木一郎アニキ様とのコラボも期待してて!



あれを歌うので…🌝


チケットは↓↓↓





半田より。