その男の名は村上幸平。
昭和51年6月1日生、O型。東京は高級住宅地育ちにして慶應ボーイ、そしてジュノンボーイで業界入りを果たすなど肩書きだけでもなんとも出来過ぎた男である。

そんな彼との出会いは私が18の頃だった。初めて撮影現場〜仮面ライダー555〜で会った時の印象は、どこか斜に構えた様子で少々話しかけ辛い空気を漂わせていた。しかし同様のことを彼もまた私に対して思っていたらしい。
打ち解けるきっかけとなったのは意外な会話だった。二人とも格闘技が好きということがわかり当時人気絶頂だったK1のことをしきりに話した。中でもアーネスト・ホースト選手のファンであるというさらなる共通点が見つかり、やれあのローキックがどうだとかサップには負けていない!など小さなことから仲が深まっていったことを記憶している。

言わずもがな草加雅人の怪演も見事だった。村上氏無しにはあの役は成立しない。
演技もさることながらその容姿も巧と対峙するには相応しい。巧より長身である事や髪型の対比もキャラクターの棲み分けに一役買っている。
これまでにも何度も言ってきたことだが、草加雅人役が村上氏であったことは本当に幸運であった。



ストーリー上では歪みあった二人であったが、プライベートでは一番の仲になっていた。それは今も変わらない。
その理由の一つには音楽がある。

彼もまた無類の音楽好きで、どのジャンルの話をしても鋭い視点からの答えが返ってくるのが実に楽しい。私が22歳の時にマンスリーで半年間に開催していた歌謡曲のカバーライブにも毎月顔を出してくれた。後輩に対してなかなか出来る事ではない。こういった義理堅さとマメさは見習わなければといつも思う。

見習うべきことがもう一つあるとすればこれだ。

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先日、村上氏がリリースした最新のCD作品。
収録曲は以下の内容
1、existence~KAIXA-nized dice
2、Red Rock 
3、existence~KAIXA-nized dice karaoke 4、Red Rock karaoke 

この歌は知る人ぞ知る仮面ライダー555における‘キャラクターテーマソング’のカバーだ。

当時、主題歌とはまた別に各々にはキャラクターテーマソングというものが用意されていた。
役柄本人による歌唱が条件の話であったが、私と村上氏は別の理由から他のプロの歌手の方が担当することになった。いわば‘幻のテーマソング’が今ここに復活したわけだ。

俳優が歌を歌う文化は昭和時代の方が色濃かった。理由としては当時は映画会社がレコードの出版を持っていたことや、俳優という仕事の中にレコードリリースという業務が当たり前に含まれていた風潮があったからだろう。故に歌に自信があろうがなかろうが作品は作られた。そして売れた。
時代が変わり今では俳優の歌は‘副業’と言われても仕方ない程の規模にまで市場が痩せ細ってしまった。そんな中で何を出すかは重要な判断基準である。
喜ばれる物を出すか、自分の趣向を突き詰めるか。
私は紛れも無い後者であるが、村上氏には前者を選択できる心がある。

必要とされてこそ初めての芸事。

それを忘れてはいけない、と好きなものだけを出しては満足している自分を省みるのである。





しかしね、村上さん!
いつか二人でアルバムでも作りましょーや🎸
めちゃくちゃ自由なやつ笑

村上さんの好きなチェッカーズ風なら僕が書けますし、詞など書いてくれたらなんとでも曲にしまっせ。🎼🖋

経費削減のため、スタジオは村上さん宅にするから片付けといて〜〜



あ、あと12月8日にこの前ゲストで来てもらった渋谷のリビングカフェ&ダイニングさんでライブやるから、スケジュール空いてたら見に来て下さい〜。
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チケット
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17時からね。




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