第24話・闇への扉  第25話・闇の実験室

こんなタイトルだと初めて気づきました!

ファイズ撮影中、台本が手元にくると僕がまずしていたことは‘巧の台詞だけ’に印をつける作業でした。
これは亜流というかけしからんやり方かもしれませんが、そうすることによって長ゼリフや水落ちなどといった有事に備えることができるのです。
また、タイトなスケジュールの中で台本が上がって来るのも結構ギリギリになることが多く、とにかく台詞を先に頭に入れてしまわないと落ち着かなかったわけで。

そんな理由もありタイトルなど(失礼!)はまるで見ていなかった笑
なかなかにしてワクワクするタイトルがつけられていたのですね!



冒頭、社長の久々の元気玉炸裂。あれは凄い能力ですが体力を消耗しそうな技ですよね。物理的作用を利用せず宙に浮くことのできるオルフェノクは社長だけ?
ここに来て社長が本格的に頭角を現し始めましたね〜。村上社長は品が良くて結構。まさに‘上の上’ですね!

あれ?泉くんまた水落ちしてる?!
知らなかった…ご苦労サマでした😑
夏でも出来れば避けたい演出…

そんな中、自害しようとする青年を助けるべく華麗な飛び込みを見せてくれた海堂!
あれは吹き替えじゃなく唐橋さん?
だとしたらかなり綺麗なフォームでしたよね!着衣水泳は小学生のプールでの授業以来していませんので、私は自信がない(キリッ)


新入りオルフェノクくんとのコントは愉快でしたね!
啓太郎車を襲撃するも脅かすだけとあり、動きがコミカルです。あんなキャラなら普通に共存できそうなんですがね〜。昭和の怪人に比べるとオルフェノクシリーズはスタイリッシュですし。

そして僕の大好きなシーンがこの24話には含まれています!

白バイ警官を装った海堂らが検問を敷き、白昼堂々とライダーベルトを強奪するあのシーン。


この手口、何かに似ていますよね??




そう!!




昭和43年12月10日早朝、東京府中市で発生した『三億円事件』です!!




相違点は白バイの完成度(かなり精巧)、パトカー付き、バリケードを手配するなど本家を上回る手の込みよう。これではたっくんも草加さんも疑いの余地がありません。
また、仮面ライダーと言えど法の元では無力だということが立証されてしまったシーンでもあります。しかも偽警官で笑



第25話早々、草加さんが捕まってしまいました。生身の人間がオルフェノクに向かって行っても良い事など一つもありやしません。
せめて背後から鉄パイプです…ね!

ちょっとした事ですが気づいたこと。
草加連行中の後部座席の3人の画ですが、この頃は撮影であれば無理にシートベルトをしなくても大丈夫だったようです。今では走行中の画であれば、全座席シートベルト着用で撮るのがお約束。
それが例え、非常時のシーンであれ、極悪犯役であれ、ターミネーターであれ!!

このような俗に言う「コンプライアンス的に…」的案件!
ほどほどにしていかないと本当に何も撮れなくなりますよ。

そもそも何故このような事が言われるまでになったのでしょうね。
映画、ドラマ、アニメなどが‘悪い例’を発信してしまうと模倣犯罪に繋がるから?
スポンサー側の企業が厳しくなったから?


いずれにしても昔は問題視されなかったことへの過剰な警戒が昨今の現場のトレンドです。

一部の敏感な視聴者の方によるご指摘が始まりだとは思うのですが、では逆に聞きたい!



そのあなたは私生活でコンプライアンス的に満点を取れるような生き方をしていますか?



人間だれしも見落としがあり、時に相応しくない行動もとってしまうこともあるでしょう。
メディアがそれらを発信することを‘助長’と取る考え方は少し責任放棄のようなものを感じます。

フィクションをフィクションとして捉える目が備わっていれば問題にならないはず。またその善悪の区別がつかない年頃の子に対しては、周りの大人がその都度教えてあげればいいだけのこと。

最近話題の例の「ア◯パンチ問題」。

もうこのニュースを聞いて憤りというより、笑いが出ましたね。その手(指摘ポイント)があったか!と笑
ア◯パンチが暴力沙汰扱いされるなら、キックや必殺技を幾多も繰り出す仮面ライダーは居場所がありませんね…
今すぐ放送自粛です。

あるいは初の‘議論で解決するヒーロー’の登場か?!
ちょっとそれはそれで見てみたい😂




色々な意見があっていいと思います。また言論も自由であるべきだと思います。
しかし、クレームが力を持つばかりの社会になってしまっては何かとても大切なものが失われてしまいそうでなりません。
アンチゼロの案件なんてそもそもこの世には存在しないものとして、発信する側もある意味ではもっと強気であってもいいんじゃないかな〜🤔
もちろん品格は必要ですが!





話を戻しましょう。
たっくん、ピザ屋コスに引き続き今回は清掃員コスをしちゃってます♪
帽子からワサワサはみ出した茶髪がいかにもニセモノくさい。
それに対して啓太郎の似合い方が尋常じゃない!
日本一、いや世界一清掃員の制服が似合う役者なのでは?!
清掃員役を演らせたら彼の前では、例えスティーブ・マックイーン氏もポール・ニューマン氏も大根役者扱いされてしまうことでしょう(断言)

一応役作り中の巧くん、琢磨さんへの攻撃はモップを活用しています。なかなかダサい武器だ!
草加さんを救い出し、逃げる最中に偶然発見したのが地下へ続く謎のエレベーター…

そう、流星塾へと繋がっているエレベーターです。

僕ね、ファイズに限った話ではありませんが、物語の中に出てくる‘地下の謎の施設’とかいうロケーションが妙に好きなんですよ!

しかもそこが現役稼働の施設でなく、朽ちていたりするともうヨダレモノで…笑
現実世界でもそれは同じ感覚を覚えます。例えば古い商業施設などで、売り場縮小のため上階へのエスカレーターが封鎖されていたりするを見るとワクワクが止まらないんです🤤
ダイエーさんとかでたまに見かけるのですが。



さてさてやって来ました流星塾。
あのロケ地はどこだったかなぁ…セットではなく実際の廃校を使って撮影していました。
そこで秘密げに生産されていたプロトタイプのベルト。デザインは今ひとつでしたね笑

その失敗作ベルトを使って琢磨に攻撃する巧は意外とクレバー!(ファイズベルトを使って襲いかかって来た琢磨の変身が一瞬解除された瞬間、後ろからプロトタイプベルトを巻きつけ感電?させました)

また、今回お初のケースなのですがカイザに変身していた冴子さんはベルトが外れてもすぐには生身に戻らず、数秒はカイザの姿を保っていました。これは上級オルフェノク特例??

お初と言えば出ました!


‘父さん’


後のキーパーソン‘父さん’から使命と共にカイザポインター(正式名称知りません)を授かった草加さんは筆慣らしの如く青年オルフェノクを瞬殺…元々自害も考えていたくらい悩んでいた青年だけに少し残酷な気もしましたが…まぁこれも草加雅人らしいかなと。



ようやく半分まで来たファイズレビューシリーズ。続く26話もどんな話だったか全く思い出せません( ̄^ ̄)ゞ
新鮮な気持ちでまたファイズと向き合えるのもこのレビューのおかげ。

僕自身楽しんでます^ ^






つづく。




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半田より。