昨日、久しぶりに作・編曲家の馬飼野俊一先生とお会いしました!

〈左から馬飼野俊一先生、ドラマーの田中清司さん、半田〉


ウィキペディア↓↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E9%A3%BC%E9%87%8E%E4%BF%8A%E4%B8%80




先生とは遡ること12年前、故阿久悠先生のお別れ会でのこと。


これ、実は'半ナンパ'的な知り合い方で…笑


列席名簿の中に馬飼野俊一先生の名前を見つけてしまい「こ、これは!阿久悠先生に与えて頂いたご縁に違いない!」と勝手に決め込み話しかける事を決意。

しかし、ここで問題が…




馬飼野先生のお顔を知らない…!




いや〜、困りましたね…
でも大丈夫!こんな時、僕にはあべ静江さんがついてますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
(あべさんのデビュー曲「コーヒーショップで」の編曲が馬飼野先生)


あべさんにお願いして「馬飼野先生をご紹介頂きたいのですが、あの円卓の中でどなたが先生でしょうか…?」


とお聞きすると


まさかの答えが…!




あべさん「えーと、、わからないわ…」





うそん笑





まあ薄暗い会場でしたしね!




ほんで、方針変更を実施。
ならばその円卓に向かって「馬飼野先生!」と声をかけて、振り返られた方こそ先生に違いない!と。




そんな作戦を取らざるを得なかった出会いでしたが、以後先生には本当に色々な事を教わってきました。

そもそも僕が'馬飼野俊一'と言う名前に着目したのは中学一年の頃。既に歌謡曲を聴きあさり始めていた時期、自分の耳に止まる編曲のクレジットを見ると決まってその名前が…

それからと言うもの、作曲家は都倉俊一先生、編曲家は馬飼野俊一先生と心に決めて(途中、川口真先生や鈴木邦彦先生、クニ河内先生に浮気もしましたが…)研究を重ねて参りました。



そんな偉大な存在である方とお近づきになれた僕は本当に幸運です!

学生時代は耳でしか探れなかったカラクリや秘話をご本人から伺えるようになったわけですから。




こんな体験もさせて頂いたこともありました。
↓↓
野口五郎さんのアルバムのオケ録りの見学!!


現場におられた五郎さんから


「なんでここにもいるの…」
とため息をつかれてしまいましたが笑


三原綱木とザ・ニューブリードが大箱(アバゴスタジオ)で一斉録りする画は、さながら当時の歌謡曲の録音を観ているようで胸が打ち震えたことを覚えています!

現場には「私鉄沿線」の作曲家でもある五郎さんのお兄さんの佐藤寛さんもいらして色々と親切にして頂きました。

この時の音はアルバム「GORO Prize Years, Prize Songs ~五郎と生きた昭和の歌たち~」に収められています。

打ち込みなし!全曲馬飼野先生による編曲でオール生サウンドは必聴ですよ!





こんなこともありました。
↓↓
〈左から半田、馬飼野先生、林哲司先生〉

こちらは作曲家、林哲司先生のお誘いで日本作曲家協会の会合に列席させて頂いた時。もちろん馬飼野先生もいらしたのですが、なんと同じ業界に40年以上おられながら林先生と馬飼野先生は初対面だったそうです!
この後、ここに都倉俊一先生も加わりしばし談笑。



この半田的感動をどうすれば伝えられるか…!

野球少年が王さん長嶋さんとキャッチボールをしている感覚でしょうか?!

中学時代の自分にこの出来事を話したらなんと言いますかね。案外「うむ、予定通りだ。引き続き宜しく頼むよ!」と言ってきそうですが笑



こう考えると業界入る前に会いたいと願っていた方々のほとんどにお会いすることが出来ている自分…なんて恵まれているのか!





最後に若い頃の貴重な馬飼野先生を写真を掲載させて頂きます!
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うむ、昭和!!





あれから50年以上、現在も編曲家としてバリバリの先生。
最近では市川由紀乃さんの「雪恋華」、山内惠介さんの「唇スカーレット」などがあります。





先生!
僕が結婚する時まで現役でいて下さいね!

「てんとう虫のサンバ」(作詞・さいとう大三 作編曲・馬飼野俊一)を'式で指揮'して下さい…!




なるべく急ぎますので笑。







半田より。