第11話・謎のベルト  第12話・流星塾

啓太郎に「それはたっくんの物だよ!やっぱファイズはたっくんじゃないと!」と言われすっかり機嫌を取り戻した巧くん。
10話を過ぎたあたりからいよいよファイズの真骨頂と言いますか、子供向けを無視したストーリーが展開され始めます笑。

まずラッキークローバーさん達の登場。
彼らのアジト的なバーであるバークローバーはセットではなく実在するお店をお借りしての撮影でした。場所は港区乃木坂です。

乃木坂ですよ、みなさん!

港区ですよ、みなさん!



仮面ライダーの撮影は特効を多用する関係から比較的郊外で行われることが多く、まして港区などは稀中の稀!

さすが社長直属の舎弟達…ハイソサエティだわ


ちなみに我らがチーム菊池クリーニングは西荻窪でした。


冴子さん、琢磨さん、そして助っ人外国人バース…じゃなくてMr.ジェイ!
のっけからチワワにビールを与えるワイルドアメリカンスタイル笑(外国人は全員アメリカ人と思っている私)

僕は当時、K1ヘビー級の大ファンでありましたからMr.ジェイのガタイを見るともう選手にしか見えなくて笑
その鍛え上げられた肉体は本物でベンチプレスは200キロを上げられるそうです!
しかしとても紳士的で優しい俳優さんでした。

後々井上先生から聞いたのですが、最初はボブ・サップさんへのオファーを考えておられたそうです!
しかし2003年のサップ氏と言えば飛ぶ鳥を落とす勢い…スケジュールとラーギャーが折り合わず断念したとか。
もし当時現場にサップ氏が現れたなら僕はファイズベルトを譲ってしまったかもしれません笑。


「やっぱりファイズはサップじゃないと!」


ハマってましたからなあ~。本当はずっとアーネスト・ホーストさんのファンだったのですが、バラエティ番組のサップさんの振る舞いにやられてしまいました。
未だにファンですけど。デカイことは良いことだ!



さて、巧はと言うとベルトが戻って来て一安心の様子。それでも真理がどこか引っかかっているのを見て一言

「成るように成るさ」

これはよく聞く言葉ではありますが、こう言える肝の座りがポイントですね。
偶然にも僕自身がこのポリシーで生きてきたところからも共感できる台詞でありました。
ジタバタしたって何かが変わるわけじゃない時に、時に身を任せることは勇気のいる行為です。しかし結局それが一番ストレスがない気がして実践するようにしています。
仕事の話ではなくあくまで対人関係などに用いる方法ですが。



八景島シーパラダイスにも行きました。関東の遊園地はディズニーランドしか行ったことがありませんでしたのでウキウキ♪
でも僕にアトラクションを楽しむシーンはありませんでした。

啓太郎ですよ!

なんですかあれは!遊んでるじゃないですか!

でも結花との初々しいデートシーンはいいですね~なんだかニヤニヤしてしまいます。僕もあんなデートをしたいぃー。



話跨いで第12話へ。
冒頭、一つ目の命を失ったジェイが復活を遂げるシーンで愛犬チャコがオルフェノク姿のジェイに駆け寄る様子が映されています。いくらご主人といえどあれだけ別物の変幻している容姿に対して警戒心がないのはジェイが普段から結構変身をしまくっていたのでしょうね。あるいは匂いは同じということか。


カイザ登場後、またたっくんの機嫌が悪くなってしまいます。やはり仮面ライダーは一人で十分だ!というあらわれか?!
その流れで真理が生い立ちを説明するシーンで、'暗転'という演出方法が使われました。まるで舞台芝居の様にスポットライトか当たる手法です。一見この突飛な演出もまた、石田作品というものなのでしょう。いつも一癖二癖ある撮り方には演じ手の我々も勉強させていただきました。
勘違いでなければこの話のカメラマンは超ベテランの猪熊さん。孫思いのキュートさも兼ね備える職人カメラマンです。(もっと後の話ですが撮影中骨折を負いながらもその日はカメラを回し続けました!)
その猪熊さんから言われた言葉で印象的な言葉を思い出しました。
キャンピングカー内の撮影をしている時、僕が「寒いなあ…」とつい口に出してしまったのですが、すると猪熊さんは


「寒いの?それは情熱が足りないんじゃないの? 俺は熱くて堪らないね!!」


…スイマセン…
いや、確かにカメラマンという業務は休む暇が全くないんです。役者は自分のシーン以外は気を抜けますがカメラマンはゆっくり座る時間もろくに取れないまま、あの重いベーカムというカメラを担いで動き回ります。
そりゃ情熱がないと勤まりませんよね…失礼しましたぁーm(__)m



そしてこの12話で嬉しかったことは流星塾の先生役でご登場下さった山西道広さん!
山西さんといえば「探偵物語」や「あぶなち刑事」が有名ですが、実はこの頃の僕は家に帰ったら「太陽にほえろ!」をまず観て士気を高めるという儀式をしておりました。
確かジーパン刑事編をアーカイブしていた頃だったと思うんですけど、ちょうど数日前に見たばかりの話に若かりし日の山西さんがご出演されていて…!(山西さんの俳優デビュー作)
山西さんの名前が記されたファイズの台本を見たときは「え!さっき観てた人と共演できる!なんてタイムリー!俺も芸能人になったんだなぁ♪」と喜んだものです。大御所故か諸々の都合かで直ぐに灰にされてしまいましたが…涙

またいつか共演させて頂きたいですね!




回を重ねるごとにそれぞれの役も板付いてきました。
みんな一年をかけて色々な事を学ぶのです。




次回、いよいよザリ王…じゃなかった!草加雅人の登場です。





続く。





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