第9話 社長登場

タイトル通り社長の自転車通勤から始まる第9話。スマートブレイン社は渋谷区初台でありますが、果たして社長はどのくらいの距離を漕いできたのか?笑
オルフェノクの力を持ってすれば鎌倉からでも通えそうですが、まあ代々木上原あたりに一軒家を構えておられるのが妥当でしょうな。

さて巧はというと免許の再講習で爆睡をかまして帰宅。

名言がでますよ。




「俺、正義の味方なのか? 微妙な気がする…」




いいですよ~巧くん、そのくらいの温度が一番長続きするんです。
何事も気合の入れ過ぎや理想を掲げ過ぎると、変な義務感が伴い継続が難しくなりますから。

そもそも僕自身がそんな雰囲気で当時は演じておりました。'ビミョ~'とは思っていませんでしが、ライダーをはじめとするいわゆる特撮モノを一切見ずに育って来た自分が主役をやらせて頂いてる境遇は、まさに巧がベルトを託された境遇と一致しています。
演じていく中で自分も巧もファイズとしての自覚が徐々に目覚めていったのです。


そんなだからかもしれません、巧(厳密には真理が)はなんと新社長にベルトを返却してしまいます!
引き渡しの際に最後に右手をかざしたのは若干の抵抗のあらわれだったのでしょう。


ちなみにこの日のタキシード姿は個人的には気に入っていました。普段着よりもフォーマル~セミフォーマルが好きなのは当時から今に至るまで変わっておりません。


この返却のくだりのやり取りで発見したことは、巧はちゃんと敬語を使えるんだということ笑
流石に相手を見たのでしょうか、普段なら目上であろうがタメ口を聞きがちだった彼も一応の敬語を使っています。やれば出来る子なんです!


しかしすぐに悪たっくんに戻ります。喫茶店で財布を忘れたことに気付いた巧くんの真理ちゃんへの物の頼み方ですよ…




「財布忘れた。お前奢れ!」




…いけませんねぇ~、これではモテませんよぉー巧くん!

恥ずかしいのはわかりますが、それを人に当たってはいけません。そんな人はぁ~…




「下の下ですねっ!」





見返すと色々な再発見があることは毎度のこと。今回は二つ。

・木場さんのマンションは中野区東中野にあるということ(クリーニング屋の伝票にて確認)。ちなみにスマートブレイン本社へは山手通りを行くと車で10分圏内、歩いても行けない距離ではありません。

・スマートブレイン社内会議にて発揮されたオルフェノクの新能力。速読!
これさえあればあらゆる本があっという間に読めてぐんぐんお利口さんになれます。台本も早く覚えられそうだから良い能力ですね~。もし僕がオルフェノクの能力を何か一つ授かれるならば、迷わずこの速読を選択します。




話が散漫としますが観ていて思い出したことがあったので書いておきましょう。

巧、真理、啓太郎の三人での夜間パトロールのシーン。
ちょうどデイシーンを撮り終えて、夕食を挟んで日暮れを待ってのナイターシーンでした。この日僕はとてつもなくお腹が空いていてロケ弁を三つ食べてしまったのです。そのあと犯人をダッシュで追いかけるシーンがあることを確認しないまま…
重い腹を抱えながらの猛ダッシュ!カットと同時にこみ上げる吐き気…
この教訓から、以来食後の撮影シーンはどんなカットを撮るのかをしっかり確認するようになりました。


そして真理…というか芳賀さんのミスがそのままOAされている箇所も見逃せません!


後に本人の口からも正式な暴露がありましたが、芳賀さんは15話くらいまでオルフェノクのことを「オルフェ'ノック'」だと思い込んだまま台詞を言っていたそうです。
このくだりではしっかりとそのミステイクを聞き取る事が出来ます。注目してあげて下さい。




次回はいよいよ'カイザ'の登場です。





続く。





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半田より。