こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
おやすみなさい。
4年生の石井です。
先日のインカレをもって
10年間の競泳人生に幕を下ろしました。
現在、念願の引退ライフを謳歌しています。
(数の暴力に存在感が薄れるミッキー(笑))
ただ、太るのが怖いのと、
何か打ち込むものがない生活に嫌気がさした頃に
筋トレを始めます。
いや大阪に帰り次第、月曜にジム契約します。
まあそんな前置きはここまでにして
引退ブログを始めます。
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最初に、大学入学前と現在のタイム比較を
載せておこうと思います。
短水路
100Br 1:03.74→1:01.40
200Br 2:17.76→2:14.40
長水路
100Br 1:07.55→1:05.13
200Br 2:28.64→2:24.20
もちろんタイム以外でも色々なものを
得ることが出来た大学水泳でしたが、
"1水泳選手"としてこれが全てを語ってくれますし
これ以上でもこれ以下でもありません。
それでもその時々で感じたこと、学んだことが
あったので、時系列に沿って振り返らせて頂きます。
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☻ 1年生 ☻
大学受験を経て96kgになった
石井(18)は入部を既に決めていました。
というのも私たちはコロナによって
最後の夏がなかった世代だったからです。
晴れて入部って感じでしたね。
最初は水着になるのが恥ずかしく、
筋トレだけの参加だったのも懐かしいです。
まぁ全国出てたし試合ぐらいでれるやろーって
思ってたらめちゃくちゃ速い先輩方、同期がいて
最初の夏は200.400のFrで迎えました。
Brに出れないからやる気がなかった訳ではなく、
むしろ体力を戻そう、ベストを出してやろうと
貪欲でした。
メイン前のプルのスムースで絶対1'10"ペース
かからないと宣言してやってたり、めちゃくちゃ
ふざけながらも声出したり
とにかく悪目立ちしても貪欲でした。
おかげで年内には体重が落ち、12月の冬季公認には
400Frがほぼ生涯ベストまで戻りました。
1年生はそんな感じ。
大学生活、大学水泳の全部が新鮮で楽しかったです。
これは4年生の最後まで変わらず
楽しかったかなと思います。
正直あんま覚えてない。
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☻ 2年生 ☻
冬の強化を経て5月には
200.400のFrで生涯ベストも出てきて、
それまで"ダイエット"とか言い訳してたのが
本格的に自分の限界値を上げていく
"競技"感が出てきました。
ただ結局Brはまだ出られず、
Frでの出場に留まりました。
「Brなら残れそうだけど、
枠の関係で出ることが出来ず、
出られるFrでは決勝の見込みが薄い。」
この事実に苦しんだシーズンだったと思います。
同じような境遇の後輩も多いと思います。
ただ、今振り返ってみるとこの1.2年生の時に
ミドルロングとしてしっかりとベースを築いて
おけたことで3年生以降にすんなりと
Brを積み上げていけたのかなと思います。
また内務という1幹部として
少しずつチームを引っ張る一員としての自分は
どうすべきかと考えるようにもなりました。
まちかね祭で責任者として
最後までやり遂げられた経験は確実に
競泳主任としての1年間、また現在の自分にも
繋がって来ている気がしないでもない?
感じで2年生はおわり。
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☻ 3年生 ☻
2年生の最後の春室でFrで大ズボり、
夏にBrに出るのにミドロンでFrBrを両立するのは
厳しいと自分で感じ、本格的にBrに転向したのが
2年生終盤の春強練。
Brの枠がようやく巡ってきて
より真剣に水泳に向き合いました。
入部当初には考えもしなかった
インカレが急に4月に見えて、そこから1ヶ月は
毎日YouTube見て、泳ぎ考えて次の練習で
やることを考えていました。
そして5月の夏季公認で思ったよりも
すんなりインカレを切れました。
レース後に叫んだのは
これが最初で最後かな?
それまでは有象無象の選手だったのが
少し"何者か"になれた気がしてました。
関国では阪大で100.200の表彰台独占とか、
関カレで1部昇格とか
いい思いを沢山できたシーズンでした。
召集所からプールに出た瞬間の圧倒的な大きさに
思わずニヤケました。
ベストまで遠く及ばなかったものの、
この舞台に立てたことが嬉しかったです。
それと同時に同じ大学生のすごい泳ぎを
4日間来る日も来る日も目の当たりにし、
改めて自分のちっぽけさを思い知らされました。
来年こそは出るだけではなく
戦いに来ると誓って3年生もおわり。
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☻ 4年生 ☻
主任の1年。
たくさんの方の支えがあって
楽しく部活をできていることを痛感しました。
寺井先生をはじめ、OBOGの方に感謝申し上げます。
次は自分もOBとして受けた恩を送っていきます。
そして何よりも競泳人生ラスト1年。
全力で駆け抜けました。
水泳以外の面で忙しい時期もありつつ、
水泳を一番に据えてやり遂げられたと思います。
(自分に甘い?)
その時々の写真での表情がその時の気持ちを
物語っていると思います。
本当にこの1年間はどの1年間よりも
しんどく、楽しく、充実していました。
それは主任として、4年生として、
全力で1年間やれたから。
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こうして振り返ると毎シーズンベストを更新できて、やる気に波はあれど努力して前進し続けられたのは
自分を褒めてあげたいなと思います。
だからこそラストレースも気持ちよく
(ダウンせず?)締めくくれたのかなと思います。
だからこそ後輩のみんなに伝えたいこととして
自分が大切にした(しようとしていた)
①常に目標設定をしてそれから逃げない
②人を選ぶ
を挙げます。
それぞれ詳しく。
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①常に目標設定をしてそれから逃げない
この4年間、とてもとても長く、充実していました。
よく先輩が引退式等で
「最後の1年は短かった」とおっしゃっていたので
そうなのかなと思っていましたが、
実際終わってみるとちゃんと1年ありました。
ただ、自分の目標に向けての前進は
ラストイヤーだけ速くなる訳ではありません。
なのに、ラストイヤーだからこそ4年生は
高い目標をかかげます。(かかげがちです。)
今考えると先輩方が仰っていた「ラスト1年短い」の
真意は
「1年間はそれぞれ平等に与えられるけれども、
自分の思い描いている目標に向けての前進速度が
大幅に(理想ほど)上昇する訳では無いからこそ、
残り1.2.3年ある後輩には時間を大切に使って
最初から高い目標に向けて前進して欲しい」
なのだと分かりました。
(合ってますか?先輩方?)
これに関しては本当にそう思います。
1年生の1年、
2年生の1年、
3年生の1年、
4年生の1年、
意味合いや危機感はその段階によって違えど
その長さと価値は同じだと思います。
よく引退後に聞く「もっと頑張ればよかった」は
これに起因するものだと思います。
後輩の皆さんには「もっと頑張ればよかった」
と引退して欲しくないからこそ、
「1年間はそれぞれ平等に与えられるけれども、
自分の思い描いている目標に向けての前進速度が
大幅に(理想ほど)上昇する訳では無いからこそ、
残り1.2.3年ある後輩には時間を大切に使って
最初から高い目標に向けて前進して欲しい」
これを伝えたいです。
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②人を選ぶ
「僕は周りの人に恵まれました。」
このフレーズ、よく引退式とかで聞きます。
僕も引退式で言います。
なんでですかね。
それ、人を選んだからじゃないですか?
僕は部活は仲良しごっこではないと思ってます。
(もちろんそうすべき場面もある)
だから自分が伸びる、伸ばせる環境を自ら動いて
掴みとらないともったいない。
だって4年しかないから。
1年生、2年生、3年生、4年生の1年は一緒だから。
他の人に足を引っ張られていい時間なんてない。
むしろ利用してジャンプ!ぐらいがいい。
そう思います。
競技面に関して人を選んでいいと思います。
今の水泳部のみんなに伝えたいです。
4年しかないから。
学生という身分だからこそ許されることだから。
目標に向かって必死になれる大切な4年間だから。
ただ、選んではいけない、
むしろ選ばなくていい場面があったからこそ
僕は
「周りの人に恵まれました」
と言います。
自分勝手で我の強い自分を笑って受け入れ、
時にはだめだよと言ってくれ、
最後までついてきてくれた、
先輩方、同期、後輩のみんなに恵まれました。
選ぶ必要すらありませんでした。
自分が水泳や水泳以外の場面でしんどい時は
みんなと会って、他愛もない話をすることが
自分のモチベーションになっていました。
だからさよならを言う時が来たのを
受け入れたくないんです。
だから引退ブログのもう会えないみたいな
コメントがずっと嫌いだったんです。
せめてまた次のHelloを言う為に
今は言わせてください。Goodbye
石井歩