近くでビリヤニをやっている店を探したら、以外に多くの店がヒットした。
初めてビリヤニを知ったのは30年程前のことで、たまたま入ったインド人のシェフが一人でやっているお店でした。
「今日はビリヤニあります」と猛烈にプッシュしてくださったのですが、口が羊とホウレン草になっていたので断った。
彼は、すごく残念そうに「ビリヤニは作るのが大変。1週間に1回しか作らない。あなたはラッキー」と、そんな感じで強く進めてくれた。
しかし口が羊とホウレン草になっていたので、「次のラッキーにします」と断った。
羊とホウレン草のカレーはとても美味しくて、これなら「ビリヤニとやらも美味しいだろう」と思い、その後何度かビリヤニを求めて彼の店に行った。
1週間に1回と言っていたので、次の週に行ったら「だいたい1週間で決まってない」と言われ、羊とホウレン草のカレーを食べて帰った。
今日くらいは「有るかな?」と、あてずっぽうで行くのだがビリヤニは無し。
行くたんびに空振りで、彼が笑顔で「今日もないよ。だからラッキーと言ったんだ」と言うくらい、ビリヤニには巡り会えなかった。
やっと食べれたのは3ヵ月後のことで、ドアを開けて入ってくる私の顔を見て、彼が「今日はビリヤニあるよ」と、ひどく残念そうに言うのを聞き安堵した。
初めて食べたビリヤニは何とも不思議な味に思えて、米料理の奥深さと、インド料理の奥深さを感じたのでした。
今では認知も広まり、常温保存できるレトルトのビリヤニもあれば、家庭で作れるビリヤニセットも売っていて、30年という時の流れを感じたのでした。
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