会社を経営されている男性のAさんから、子育てについてご相談をいただきました。

 

 

「仕事のことは分かることも出来る事も多く、決断するのに時間を必要とすることはあっても悩むことはないが、子育てはどうも苦手みたいで・・・」と、ご相談に来られたのです。

 

 

Aさんは、妻と10才と7才の子供と4人で暮らしていて、今回の主題となったのは下記の3点です。

 

1)特に上の子供の成績がよろしくない。

 

2)真面目な話をしても二人共に上の空で話を聞いている。

 

3)「パパ大好き」と言って抱きつかれると、どう接していいか分からず困っている。

 

 

Aさんが言うには、1と2について気になり出したのは昨年の秋ごろで、その事について質問をしてみると、その半年ほど前から「言い合い」や「夫婦喧嘩」が頻繁に起こっていたそうです。

 

 

 

 

Aさんからは「夫婦喧嘩は良くないとは思うのですが、そのつど仲直りしているし、どこの家庭にでもあることだから、それが原因とは考えられない」と正直な感想が出た。

 

 

その後30分ほどお話をしてからお伝えしたのが下記の4点でした。

 

1)子供は親の表情、言葉の使い方、声の大小やトーンから多くのことを学び、感じ取っている。親の顔色をうかがうと表現されることもあるが、このように実に多くの事をやっている。

 

2)五感で得た情報を総動員することで、親の感情も敏感に察知して最適な対応を試みるが、手札が少なくて上手くいかない事も多く、自身の非力さや無力さから自信喪失に陥ることもある。上手くいかなかったら、さらに顔色をうかがうことを強化することが多い。

 

3)手札が少ない理由は、生きている年月相応の知識と経験しかないからで、能力はまったく関係ないのだが、本人は「自分のせい」と責める傾向が高く、親から見ると落ちつきがなく見えたり、情緒不安定で上の空に見えることもある。

 

4)両親が頻繁に言い合いや夫婦喧嘩をする環境は、子供にとっては、日々強いストレスにさらされる状態であり、安心安全からはかけ離れていると考えられる。その環境で1)~3)を行う事はメモリの無駄使いでしかなく、環境の改善なく成績云々を言うのは無理がある。

 

 

ピンとこないAさんに「私は小学3年生のころ、玄関のガラガラ戸が開くスピードと音で、酔った父親の機嫌が分かるようになっていて、機嫌が悪そうな日は玄関まで走って迎えに行ってました」と、私の実例を話してみた。

 

 

Aさんは思い当たることがあったのか、しばらく両手で顔を覆いながら何度もうなずきながら、「わかりました。わかりました」と繰り返していました。

 

 

帰り際にAさんは「今日からは子供が気を使わなくていいように、のびのびと自分の好きな事が出来るようにします」と、そう言って私の肩を抱いて帰られた。

 

 

見送りながら「ご家族それぞれに幸せに過ごされますように・・・」と思うのでした。

 

 

 

 

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