長野県北部〜中部の旅 ⑦ 布引観音 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

これまで7回に渡りゆるゆる続けてきました

長野県北部〜中部の旅の記録も今回が最終回となります。

とはいえまだ長野には行きたいところが多々あり、

今回、時間的に断念したところもあります。

長野にはまだまだ行かなければなりませんね。

 

今回の旅で最後に立ち寄った場所は布引観音

長野県小緒市にある懸造りの観音堂が有名なお寺です。

 

懸造り(かけづくり)とは、

山や崖の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築のこと。

この懸造りに私は最近ちょっとハマっていて、

旅先で懸造りがあったらちょっと寄ってみるモードに入っているんです。

まぁ「ちょっと」では済まないんですけどね‥

懸造りってかなりハードめな場所にあるものですから。

 

そんなハードめな懸造りのどこに興味を持ったのか。

それはやはり「なぜそこに?」感。

これが最大の理由な気がします。

なぜこんなところに、そうまでして建てなければならなかったのか。

この信仰があいまった謎(ミステリー)と、

そこに辿り着くまでの道のり(アドベンチャー)が、

懸造りには共存している。

そこがいい。

 

 

ここが布引観音の参拝路入り口です。

入り口に近い駐車場は、私が着いた時にはすでにいっぱいで、

出て行く車を待たないと停められないほど。

連休中だったためか大人気でした。

需要に反して駐車場が小さめ、とも言えるかもしれませんが。

 

↑お犬さまが見切れているのはご愛嬌

 

駐車場にある案内図によれば布引山釈尊寺までは徒歩で約20分

ちょうどいい山登りという感じです。

ただ私はこの前の日にも山登りをしていました。

前回のブログに書いた霊諍山に登っていたんです。

『長野県北部〜中部の旅 ⑥ 霊諍山の石仏』

流石に少し疲れが出ていました。

 

 

いつもよりやや重い足を無理やり進めながらの登山です。

ただ布引観音の登山の良いところは、

途中でこんな感じの仏像があったり、

 

 

滝があったりと、風景に変化があって面白いこと。

それと駐車場に車が多かったことでわかるように、

登山客が多い点があげられると思います。

 

すれ違う登山客が多いと、互いに声を掛け合うなどして士気が高まります。

「こんにちはー」

「もう少しですよ」

とか、登山あるあるですね。

また昨今よく聞く熊などの野生動物との遭遇も、

誰ともすれ違わないより心強く感じるのは間違いないでしょう。

 

 

そうこうしながら登山すること約20分。

行手に立派な仁王門が見えてきます。

ここまで来ると釈尊寺はもう目の前!

ラストスパートの階段を登り切ると‥

 

 

そこにあるのは布引山釈尊寺です。

そしてここで向こう側に見えてくるのが、

今回の目的である断崖絶壁に建てられた、

懸造りの観音堂です。

 

 

 

布引観音と言えば出てくるのがこの写真。

私も同じ場所から写真を撮りました。

 

まさに圧巻の懸造りと言えるでしょう。

はたしてどれだけの高さがあるのか。

なぜそうまでしてこんなところにお堂を建てなければならなかったのか。

冒頭に書いた私の疑問があなたの頭にも浮かんだのではないでしょうか。

 

もちろんそれこそ信仰なんでしょう。

ですが、信仰心を超えた執念みたいなものがなければ、

こんなところにお堂は建てられないのではないか‥

そんなことを思ってしまいます。

 

 

もちろん、この観音堂にも歩いて行けるわけです。

その道のりには写真のように崖にのめり込んだお堂や、

岩をくり抜いた隧道(トンネル)があり、自ずと気分が高まります。

 

『牛に引かれて善光寺参り』

という説話はこの地で生まれていて、

それゆえ布引観音という名称なのですが、

それにちなんだ牛の石像も道の途中にありました。

説話に関しては長くなるので省略します。

調べてください。すぐ出てきます。

 

 

 

観音堂までの道のりで個人的にグッときたのは、

六道地蔵と閻魔大王奪衣婆(だつえば)の石仏。

それと、

 

 

 

柱の影からまるで「ニヤリ」

と不適な笑みを浮かべるかのように顔をのぞかせる狛犬さん!

が印象的でした。

 

 

観音堂から見た釈尊寺からの道のりはこんな感じ。

写真ではなかなか伝えづらいスケール感です。

360度のパノラマと言っちゃえばそうなんですが。

実際に行って体験していただかないと本当のところは分からないと思います。

ですから写真もこのぐらいに留めておきます。

 

個人的には興味津々の懸造りがあり、石仏や狛犬も随所に出てくる、

いい感じの登山だったな、という印象でした。

駆け足ではありますが、また長文になってしまったのでこのへんにします。

 

ぜひ機会があればご自分の目でこのスケール感、

アドベンチャー感、そして魅惑の懸造りミステリーをお確かめください。

くれぐれも登山ですから、ちゃんとした装備でお出かけください!