より間を空けず後編にまいります。
どうぞ前編よりつづけてお読みください。
前編では観音さまの腰の辺りまで足場ができている、
6月までのことを書きましたが、とうとう7月13日、
私はこの芸術的とも言える足場に上がらせていただくことになります。
この日、足場は観音さまの首の辺りまで出来上がっていました。
離れたところから観ると、ちょうどこのくらい。
実は工事関係者の方と連絡を取らせていただき、
全体が足場に覆われる前の「お顔だけがのぞいている」
このチャンスをずっと見計らっていたのです。
安全帯を付け、ヘルメットをかぶり、カメラをさげた万全の体勢。
空は抜けるような青空!
絶好の観音日和でした。
ご案内いただいたどこの場所も通常は観ることのできない光景、
触れることのできないはずの場所で、写真を上げればキリがありません。
ですがやはり何と言っても圧巻なのは、お顔部分でしょう。
東京湾が一望できる高さ約50メートルの観音さまの首部分の足場。
そこで撮った写真がこちら。
観音さまのお顔が至近距離!!
興奮のため心拍数も上がっていたことでしょう。
言うまでもないことですが、
通常この光景を観るためには、空を飛んでいないといけません。
ドラえもんがタケコプターを出してくれたならば、あるいは撮影可能かも。
ドラえもんを待つよりも、ドローンでの撮影の方が現実的ですが、
ドローンでは観音さまに触れることは叶いません。
この時は顎のあたりに触れることもできました。
東京湾観音は胎内に入ることができますから、
体の内側から顎に触れることは通常でもできます。
お忘れなきよう。
スケール感が伝わりづらいので、私が入っている写真も。
どんなに怖かったかと思う方もいらっしゃると思いますが、
前回のブログに書いた3月の検査時に、クレーンに乗ってますから、
ガッチリ組み上げられた足場の安定感なんてもう…ぜんぜん平気。
人間、慣れるものでございます。
こんな経験はもう二度とできない!!
ぐらいに感動した私でしたが、
二度あったんです。
また10月に再度足場に上がらせていただく機会を得ました。
この時はすでに足場は全部組み上がった状態。
外壁の補修作業が行われ、これから白い塗料を塗るという段階。
唯一、目入れのみ行われていました。
こんな状況です。
どこもかしこもありえないような光景で、
2度目とは言え、相変わらず心拍数は上がります。
写真ではなかなかあの興奮と感動を伝えることができず、もどかしいです。
行くたびに可能な限り定点撮影はしていたので、
これを観ていただいたら、ここまでの流れが解りやすいかな。
1が5月15日の工事着工当初。
2が6月19日の腰のあたりまで足場ができた段階。
3が7月13日の足場に上ったとき。
4が10月の足場が全て組み上がっている状態です。
個人的には、もはやこの芸術的な足場が解体されるのが勿体無い
という気持ちにすらなりました。
また、ここにきてちょっとしたニュースなのですが、