交差点から覗いてるよ!福井大仏 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


前回のブログ「優しきオッケー大仏 岐阜大仏」
「大仏町」という地名が出てきたのですが、
それを読んだTwitterのフォロワーさんから
「福井に大仏前っていう交差点があるよ」
っていう情報をいただきました。

ざんねーん。それもう知ってるー。
少し前に行ったんだー。
なので、
「その交差点の角のお寺に大仏いるよ」
とお返事したところ
何回か通ったけど、大仏は見たことなかった
とのお返事が。

な、なっにぃーー!
見えてんのに、見えてんのに!
なんで気付かないんだーー!!


やはりフツーの人はスルーなのか、
フツーは気付かないものなのか…

と、軽くショックを受けると同時に現実を知らされたわけでして。
もっと大仏に関心持ってくれよ(笑)
ということで、ブログに書きます。


場所は福井県福井市花月、
問題の「大仏前」という交差点はこちら。

福井大仏

ふつうの交差点じゃん、どこに大仏が…
って、こっちじゃないんだ、反対側。

福井大仏

ほら、左端!
ビビットな緑の観音さまが、緑の上から出てるでしょ!

福井大仏

こんなに見えてるのにぃー。

なぜ気付かん。
なぜ気にならん。
…まぁ、フツウは気にならないんですね。
私にはこの見えた瞬間が一番テンション上がるポイントなんですけども。

大仏っていうと頭がボツボツしてるのを想像する方が多いと思うので、
ちょっと予想外のビジュアルかもしれません。
こちらの大仏さまは福井大仏さまとおっしゃいまして、聖観音菩薩坐像
観音さまも仏さまですので、大きければ大仏でしょう。

坐像でこれだけ頭が外から見えてるって、そうとう大きいか、
大きい台座に乗ってらっしゃるか、なんですが…

福井大仏

後者でしたね。

観音さまの高さは8メートル
座ってて8メートルですからね、立ち上がったら16メートル近くありますよ。
立ち上がらないけど(笑)
それでも台座は供養殿になっていて、その部分を入れたらかなり高いです。

福井大仏

実はこの観音さま、長い長い歴史があります。
お寺の方とお話しできなかったので、説明看板によればなんですが、
初代の福井大仏さまは元禄5年(1692年)建立!

ですが、初代の大仏さまは大火で焼失。
その後再建されたものもまた焼失…

さすがに今回ばかりは壊れない燃えない大仏さまをと、
福井大学工学部に設計を一切委ね、コンクリートで大仏さまと仏殿を建立!
どちらの災害でも難を逃れた胎内の聖観音像を安置して作られたのが、
この台座と福井大仏さまなんだそうです。

ちょっと説明看板が難解で…
間違ってたら申し訳ないんですけど、だいたいこんな感じかと。

そしてその初代の大仏さまがここに!

福井大仏

初代は石大仏さまだったんですね。
その残ったお顔部分をこちらで間近に拝むことが出来ます。

一部すぎてそれ以外の部分は想像するしか出来ませんが、
想像するのもそれはそれで楽しいものです。

福井大仏

初代の奥にいまの福井大仏さま。
初代の背中を常に見て…
背中なかった、お顔の裏側を見ていらっしゃいます。


「大仏町」とか「大仏前」とかいう地名があったら、
近くに大仏がいると思え!

が、今回のまとめでしょうか…。

みなさんは気付いてなくとも、大仏さまはそこかしこにいらっしゃる。
そして高いところから我々を見守ってくださってるんだぞー。
というまとめでどうでしょうか。

ああ、でも今後も小さなことでも情報あったら教えてください!
皆さまの情報で支えられております、このブログ。
いつもありがとうございます!