前回のブログ「へばりつく巨大な土偶 ~木造駅~」 にて、
「ふるさと創生事業」のことに触れました。
ふるさと創生事業とは、1988年からの一年間、
各市区町村に対し地域振興に使える資金1億円を交付した政策で、
この政策によって、わたし的にはかなりグッとくる、
超クールな物件が数多く作られています。
ちょっと旅の道順としては前後するのですが、
前回からの流れで、今回もその「ふるさと創生事業」によって産まれた、
青森県にある、女神像をご紹介いたします。
女神像と言えば誰しも思い浮かべるのは、
アメリカ、ニューヨークの自由の女神像ですよね。
日本だと、お台場にあるのが有名ですが、
パチンコ店の屋上やラブホテルの上なんかにもよくありますよね…。
一時、アメリカ的なゴージャスなものの象徴だったんでしょうか、
旅をしていると日本中いたるところで見られます。
しかし、ここ青森に「日本一の自由の女神像」があるというのです。
日本一の自由の女神像…もうそのフレーズがなんだか面白い。
アメリカの象徴的なフレーズに「日本一」が乗っかってる違和感って言うんでしょうか。
日本一のピラミッドとか、日本一の凱旋門とかあるなら見てみたいですし(笑)
ということで、行って来ました。

青森県でも八戸にほど近い、おいらせ町というところの、
「いちょう公園」というかなり広い公園にその女神さまはいらっしゃいます。
公園内にある大きな池の水面に自由の女神がうつる姿は、
本家ニューヨーク、リバティ島の自由の女神像的な美しさ…かも。

公園内にはこのような自由の女神の顔ハメパネルもあり、
「日本一の自由の女神像」を町をあげて盛り上げようとしている感が見られます。
そのための「ふるさと創生事業」なわけですしね。
問題はなぜに青森に自由の女神なのか、ということです。
その答えは緯度にありました。

おいらせ町はニューヨークと同じ北緯40度40分にあるんです。
あ、なーるほど。
40度40分という「4」にちなんで本家自由の女神の4分の1の大きさ、
台座込みで20.8メートルなんだそうです。
20.8メートルはけっこう大きいですよ。
お台場の自由の女神像は17.4メートルだから、勝ってますね。
日本一の大きさでしょうか?

せっかくですから足元まで行ってみようと、
お散歩がてら、池の周りをぐるっとまわって女神像の元へ。

本家と違って台座に入れるわけでもなく、
足元に来たからって特に何があるわけじゃなかったですけど…
大きいです。
それが実感できます。
巨像好きには、それけっこう大事。
ちなみにプチ情報。
この女神像は合併前の百石町(ももいしまち)にちなんで、
「ももちゃん」の愛称がついているそうです。

ももちゃん…っていうにはちょっとばかり凛々しいお顔立ちだと思いますが…。
まぁ、そこは親しみを込めてってことで。
夜はライトアップもされるそうで、その様子も観たかったのですが、
移動しなければならず断念しました。
ただギリ粘って、わたしの大好きな夕景だけは撮影。

公園内にあった滑り台から撮った一枚です。
遊んでいた子供達に
「すみません…そこで遊びたいんですけど」
と、不信そうに言われたのは言うまでもありません。
すぐにその場をお子様たちにゆずりました。
ただ子供達には自由の女神は完全にスルーなようでした。
まぁ、そんなものでしょう。
あれ「ももちゃん」って言うんだよって、教えてあげれば良かったかなぁ。
「青森 ほぼ大仏な旅日記」と言いながら、
大仏でないブログがつづきましたが、次からは大仏です。
次は正体不明な謎の観音像の予定です。
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