昨日のブログ「夏休みのほぼ大仏な旅」 にて予告した通り、
今日は穴があったら入りたいでお馴染み、
穴マニアの穴ブログです。
これまでにも、栃木県日光市にある、
鉱毒事件って教科書で習ったな…っていう「足尾銅山観光」 や、
最近だと西伊豆の「土肥金山」 だとか、
鉱山、金山、銅山跡を一部観光目的で開放している施設にはたびたび訪れ、
そのクールな穴の魅力にウットリしてきたわけですが。
今回は私の地元秋田県でありながら、今まで行ったことがなかったという!
(穴マニアとしては激マズい!)
秋田県鹿角市にある「史跡 尾去沢鉱山」を探検します。
尾去沢鉱山は、約1200年前から掘削が行われていた、
日本でも有数の大規模鉱山で、公開されている坑道は1.7キロ。
坑道内は年間を通じて気温13度とクールで真夏でもクーラーいらずです。

坑道は所要時間約40分という長い洞窟で、8の字のような形になっています。
8の字のクロスする箇所で、そのまま8の下の○部分を戻ってくる標準コースと、
さらに上の○を進む特別コースとが選べます。
私はもちろん特別コースをチョイス!
写真を撮りながら進んでいるので、たっぷり1時間以上かかりました。
全体を通しての観想は、
とてつもなく規模がデカいということ!

ここは前半の標準コースの「マインキャニオン」というエリアですが、
横穴を上下に彫っていたのを、縦にズバッとつなげちゃいました!
みたいな、まさしくキャニオン!
深ーーい谷間がずーーっとつづいているんです。
後半の特別コースにもその名も「グランドマインキャニオン」という、
さらにこれよりもグランドなキャニオンがあるのですが、
あまりにもグランドすぎて写真に納めきれない
という事案まで発生!
とにかくそれぐらいに規模が大きい!
アッチコッチが穴だらけ!
その穴と穴がつながって、さらにデッカイ穴ができて…
っていう状態が延々と広がっている地下空間といった感じです。
そしてこういう施設にはお馴染みの、
当時の様子を再現した動く等身大人形ですが。
前半はまったく見当たらず
「あれ?ここはないのかな…?」と思いはじめたころ、
後半の特別コースになってゾクゾクと現れるという…
なんともイケズなジラし感!

こちらは近代の様子。
そして…
最後の方には時代をさかのぼって
…

江戸時代の金山奉行所!
穴の中に唐突に奉行所が現れるという、これでもかという違和感がたまりません。
あ、でも残念ながら、ここの人形たちはほぼ動きません。音声のみですね。
そして、近代にも江戸時代にも共通して言えること、
それは
…

不必要なぐらいにみんながイケメン!
いや、ここはあえてイケメンではなく
ハンサムと呼ばせていただきましょう!
もちろん、たま~にいる女性ももれなく秋田美人です。
「オー!マイキー」ってご存知ですか?
あれのパパとママみたいな感じです。
日本人らしからぬホリの深い外国人顔の鉱夫たち…
あまりにハンサム過ぎて思わず激写してしまいました。
特別コースに行った方がいいです!
標準コースではほとんど出会えませんから、彼らには。
そんな私のようなマニアにも楽しめる要素もあり、

一般的に誰しもが「キレイだな~」ってなるような、
ライトアップされたエリアがあったりと。
いろいろなニーズに答えられるよう演出を頑張ってるな、という印象でした。
秋田出身だからヒイキメに言っているのではなく、
本当に規模はとんでもなかったです。
いまだかつて行った金山、銅山などの中でも一際大きいんではないでしょうか。
その証拠に坑道内に緊急トイレがありました。
そのぐらい公開されている部分でも長いんですね。
そして極めつけに、鉱山歴史館という施設内で、
坑道の模型を見付けたのですが、
それがコレ!

分かります?
この赤とか青とか白とかの針金状のものが、全部坑道なんです!
そして、一般に公開されている、
すなわち私がさっき一時間ほどかけて歩いてきたコースは、
かすかに光っているあの一部のみ!!
とてつもなく大規模に立体構造で張り巡らされた坑道であることが分かると思います。
「採れるところは全て採り尽くすぜ!」
みたいな…
人間の底知れない強欲さ…を最後に感じてしまった気がします。
とにかくオススメです!
今度は産業遺産コースにチャレンジしてみたいです。
皆さまもこのハンサムがうじゃうじゃいる穴に一度潜ってみませんか。
そして、「グラ~ンド マイン キャニオ~ン」っていう、
かの有名ラジオ番組「ジェット ストリ~ム」バリのダンディーなナレーションに(笑)
心を震わせてみてはいかがでしょうか。
最後に一言、「穴はロマンだ!」
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