寝釈迦を求めて 〜序章〜 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


群馬県の利根川水系のダムで草木ダムというのがあります。
以前にも、栃木の足尾銅山 に行った時に通っているのですが、
その時には知らずにスルーしてしまっていた寝釈迦がいらっしゃるということで、
再度訪問しました。

ちなみに寝釈迦とは、涅槃仏(ねはんぶつ)とも言われますが、
お釈迦様が入滅(他界)する様子を仏像としてあらわしたものです。
はて、どんな寝釈迦がいらっしゃるのか。

草木ダム湖がよく見渡せる、草木ドライブインに車を入れると、
もうすでに「ちょっと普通のドライブインとは違うぞ」という片鱗が見えていました。

Handa-camera-寝釈迦

そうです、このデップリお腹がご立派な神様は…

Handa-camera-寝釈迦

布袋さまではございませんか!
これ、けっこう大きいんです。隣りに並んだ自販機がとても小さく見えますから。
いきなりのド派手なお出迎えに、こちらの期待感も増してまいります。

布袋さまの少し先に、なかば緑に埋もれかかっている
「お釈迦様と弘法大師像」という看板を発見!

Handa-camera-寝釈迦

矢印の指し示す先には、等身大ほどの弘法大師像が、
草木ダムと赤い橋(たぶん草木橋)がよく見える絶景ポイントに立っていらっしゃる。

本来であれば、もっとダム湖の青緑色の水が見える写真が撮れるはずなのですが、
この梅雨の短さと降水量の少なさゆえ、ダムの貯水量はとても少なく見えました。
こんなところで水を大切にしなければとの思いを新たにしてみたりして。

それはさておき、大師像のすぐ先には
お目当ての寝釈迦がいらっしゃるのです!

こ~んなぐあいに。

Handa-camera-寝釈迦

長寿亀と書かれた、実にゆるカワイイ大きな亀さん。
(亀と書かれていなければ、それと気付くのに少し時間がかかったかも…くらいのユルさ)

の上に、蓮華をかたどった台座が乗っており、お釈迦様が寝てらっしゃる。
その高さゆえ、お釈迦様を拝むためには、小さな赤い橋を渡り、階段を上って、
覗き込むようにしなければならないのです。

さっそく覗き込んでみると、
全長約3メートルの、お釈迦様のこんなお姿が


Handa-camera-寝釈迦

な、なんて自由な!!

私が想像していた、お釈迦様が他界する様子をあらわしたとされる、
涅槃像とは大きくかけ離れた、
寝転がるかのような自由すぎるお釈迦様の姿がそこに!

完全にくつろいでいますね。
こんなにも気持ち良さそうに、最後の時を迎えられたら…
それこそ理想の人生と言えるでしょう。

さてここで、私の目に飛び込んで来たのは
この石版。

Handa-camera-寝釈迦

「ご本尊は二子山のふもとにおられます」
の文字…。

こ、これは!以前にチャレンジしたもののあまりの過酷な登山のため、
途中断念した苦々しい思い出の…あの寝釈迦のことでは?!
詳しくは2年前のブログ→「寝釈迦を求めて…」 をご覧ください。

そうなのです。
2年前に一度挑戦し断念した、まだ見ぬ寝釈迦が、
この寝釈迦のご本尊だったのです。

あそこまで登るのは大変だから、ここに観光も兼ねたものを作ったということでしょうか。
二子山の寝釈迦も、こんな自由な感じで大自然の中に寝そべっているんだろうか…?
気になりすぎます。

いつかリベンジしたいと、ずっと思い続けていた寝釈迦さま…
ついにその時が来たのか…?
いつ行くんだ、今でしょ!!

と、いうことで、果敢にリベンジに挑むこのつづきは、
また次のブログにて。



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