「日本三大なんとか」 という言葉をよく耳にしますよね。
ウィキペディアで「日本三」と検索してみたところ、
有名な日本三景や日本三大祭はもちろんのこと、日本三名山、日本三大河川、三大桜、三大温泉…
果ては三大毒生物だの国鉄三大ミステリーだの…
もう、スクロールする指が疲れてしまうほどの三大なんとかの多さ!!
日本人って本当に三つにくくるのが大好きなんですね…。
「日本三大仏」はといえば、奈良の大仏と鎌倉大仏は揺るぎないナンバーワン・ツーなのですが、
3番目のイスは空席というか、あちこちの大仏さまが名乗りを上げているという状況なのです。
その中で我こそが三大仏と名乗りを上げているひとつが、
富山県高岡市の高岡大仏ということで、富山に来たからにはと、寄ってみたのです。
古くて趣のある街並がつづく高岡市。
その中心にある高岡古城公園近くに高岡大仏は鎮座されています。
高さ15.85メートル、重量65トンの銅造の大仏さまです。
鎌倉時代に作られたとも言われる初代から3代目までは、火災により消失してしまい、
今度こそ燃えない大仏さまを!
ということで昭和8年に作られたのが、こちらの4代目だそうです。
台座部分は入れるようになっていて、中に3代目の焼け残った頭部のみ安置されています。
雰囲気は同じ種類の顔っていう感じでした。兄と弟みたいな。
個人的に印象的だったのは、
足元まで近づくと、大仏さまと目が合うような感覚…!
何もかも全てを見透かされているかのような眼力!
なんにも悪いことはしていないのに、思わず「ごめんなさいっ!」って謝ってしまいそうな。
いまだかつてここまで強い眼差しで見返されたことがあったでしょうか…
思い当たりません。
なにも悪いことはしていませんが、そそくさと視線の先から逃れてしまったのは、言うまでもありません。
背後にまわって少しホッとした、ワタクシ…(笑)
眼力と言えば、大仏さま以外にも、
入り口にいらっしゃる仁王さまも、印象的な眼力をお持ちでした。
こちらの仁王像…どこか宇宙人チックな、目からビームでも出そうな、そんな雰囲気が。
大仏さまといい、仁王さまといい、逃げ場なし。
何か心に思うところがあるならば、ぜひこちらで手を合わせ、懺悔するべし!
と思った小心者でした。
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