しばらく新潟の巨大仏像レポートが続く予定です。しばしお付き合いくださいませ。
巨大仏像と言えば、大仏さまだとか、観音さまだとか、
それそのものが信仰の対象っていうケースが一般的ではありますが。
以前、愛知県で訪れた「勝川大弘法」 のように、
偉いお坊さんを巨大化するというケースもしばしば見られます。

新潟県胎内市、この辺りは花の農家も多いようで、色鮮やかでのどかな畑の風景のなか、
海沿いの国道113号に突如として巨大な人影が現れます。

まわりに高い建造物が一切ないだけに、その異様さは際立っています。
そして、大仏さまや観音さまではないので、限りなく普通の人っぽい雰囲気が…。
知らないでただ通りすがっただけならば、フツウの巨大なおじさんが立っている!
と思うに違いありません。

ここは「越後の里」という場所です。
門の向こうには高さ40メートルの巨大な親鸞聖人像がいらっしゃいます。
もともとは親鸞聖人に関連した宗教施設の一部で、胎内にも入れたそうですが、
この親鸞像のある門の中には立ち入ることが出来なくなっていました。

この日がたまたま開いていなかっただけで、実は今でも入れるのでしょうか?
少なくとも、私が訪れた5月はじめの時点で最大に近づくことが出来たのはここまででした。

隣りには温泉施設があって、そちらは営業中。
なんでも独特の強烈な臭いのある源泉で、根強いファンがいるのだそうです。
親鸞ファンだっているはずでしょう…?
温泉の方には車が何台も停まっていましたが、親鸞聖人像の方には雑草が生えていて、
荒れているように見えました。…悲しい、胎内に入ってみたかった…。

寄りの写真でみると、さらに普通のおじさん感が増す気が…もう少し美化しちゃっても良かったのかも…?
親鸞聖人の目線で外が見られるようで、きっと後頭部にも同じように小窓があるのでしょう、
角度によっては目玉から空が透けて見えます。
塀の外から見る限りでは、外観は少し老朽化してきているように見えました。
バブルのころに建設され、一時は大レジャーランドが計画されていたそうですが、その計画はなくなり、
今は「道の駅」を目指しているとか…?
なんにせよ、ここまで作ったのに、もったいないことこの上なし!もったいないお化けが間違いなく出ます!
このまま入ることも出来ない状態で老朽化していくなんて…
もし道の駅が建設されるのでしたら、また来たい!心より朗報をお待ちしております。
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