福島探検記 〜塔のへつり〜 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


福島県南会津郡にある「塔のへつり」に行って来ました。
ここに行ってからというもの、我が家では「へつってるねー」が、ちょっとした流行語になっています。
"へつり"とは、会津の方言で川に迫った険しい断崖のことを言います。
「へつってる」という動詞があるかは分かりません(笑)
我が家では断崖のことではなく、細長い凹みなんかを勝手にそう呼んでいます。

どんな光景なのか言葉で説明するよりも見てもらった方が早いですね。
こちらが「塔のへつり」です。

Handa-camera-塔のへつり

凹んでいるところに人がいるのが分かりますか?少し寄った写真をどうぞ。

Handa-camera-塔のへつり

なんて壮大な光景でしょう!
これは人工的に作ったものではなく、大川(阿賀川)が百万年の歳月をかけて、
浸食と風化を繰り返した結果出来上がった景観で、国の天然記念物に指定されています。
ですが、ここに行くためには、ギシギシ言う吊り橋を渡らなければならないんです…。

Handa-camera-塔のへつり

これがけっこう揺れるんです。吊り橋効果で誰かを好きになりそうです…。
やっぱりじゃないか…「一度に30人以上渡橋しないように」との看板を、渡りきったところで見付けました。
先に言って欲しい。(言ってたかもしれないけど、気付かなかった)
吊り橋を渡ると、吊り橋の下をくぐるトンネルのようなものがあり、ここからがあの凹んでるゾーンになります。

Handa-camera-塔のへつり

けっこうコワいですよーー!だって高さもかなり高いですし、柵や手すりがあるわけじゃないんです。
ちょっとヨロけたらドボンです。
でもせっかくなので、へつってるところを支えてるテイで写真を撮っておきました。

Handa-camera-塔のへつり

全長200メートルにわたって、こんな凹みがつづいているんですが、
経年による崩落等のため、吊橋を渡している舞台岩周辺以外は立ち入り禁止となっています。(写真下左)
ですから、散策できる部分はごくわずか。

Handa-camera-塔のへつり

ただ、舞台岩の上までは登ることができて、そこにお堂がありました。(写真右)
お堂を参拝して、スリル満点の岩の上からの景色を堪能。
そしてまた怖々、揺れる吊り橋を渡って対岸に帰るわけです。

怖いですけど、この見事なへつりっぷり(笑)というか、
長年の歳月をかけて形成された不可思議な形状は圧巻というほかありません。
高所恐怖症の方は無理だと思いますが、そうでない方は、一見の価値ありです!
中でも秋の紅葉シーズンの景色はさらに見事だそうです。その頃にまた来たいですねぇ。



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