宮古から陸前高田 を
数日前のブログで
取り上げさせていただきました。
5ヶ月経った今でも
呆然としてしまうような光景であったことは
書いたとおりです。
そのちょうど中間地点あたりに
あるのが釜石市です。
釜石市には釜石大観音という
高さ50m弱の大観音がいらっしゃいます。
大観音、巨大建造物好きの私にとっては
一度は言ってみたい場所でした。
この地震で観音さまは大丈夫なの…?
という心配もありながら、立ち寄りました。

駐車場に車を停めて、
拝観料を支払い、
長いエレベーターで観音さまのもとへ。

ここは高台のため、
津波の被害はなかったようです。
見るかぎり、地震の被害も
そこまで大きかったようには見えませんでしたが、
5ヶ月の間に修復がされているのかもしれません。

足下から見上げた釜石観音。
胸にかかえているのはお魚です。
こういってはアレですが、
お魚を持っての、この微笑み、
可愛らしいです。

本来であれば魚の部分まで登り、
釜石湾を一望できるはずなのですが、
震災の影響で3階部分までしか登れませんでした。
なので、展望はこちらの足下で我慢です。

それでも充分美しかったです。

釜石湾を見渡せる高台で、
あの日、
観音さまはどんな光景を見ていたのでしょう…。
地域に伝わる「津波てんでんこ」
(津波が来たらてんでんばらばらに逃げる)
のおかげで、釜石の子どもたちは、
ほとんどが無事に津波から逃げられた、
という話しをテレビで観ました。
それは何よりの救いです。
私は信心深い方ではありませんが、
被災された方々のために
しばらくの間、手をあわせました。
子供たちの未来が
どうか素晴らしいものになりますように。

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