魂の重さに気づく・ケアリング | 安らぎと豊かさの杜 ~ココロの宿る場所~

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「『ケア』という言葉は、日本語で福祉と訳されているが、本来は、もっと包括的で総合的な意味をもつ言葉である。

「ケア」は「気づかう、心配する、顧慮する、気にする、かまう、世話する、めんどうをみる、好く、愛する、望む、したがる、したいと思う」という意味の広がりをもつ言葉である。

その原義に即して言えば『(相手=対象のために)心を砕く』という意味が、この言葉の本質をもっとも言い当てているといったらよいだろう。」(『学びの快楽』佐藤学 世織書房)



学校における「ケアリング」について、私は次のように考える。

ケアリングとは、子どもたちが抱える問題について何らかの対策や対応を講じることではない。
その前に、子どもたちに問題があることが問題ではない。

子どもたちが育っていくなかで、問題はどの子どもにも当然あるととらえる必要がある。


では、ケアリングとは何なのだろうか。それは、子どもたちに対しての「教師の日々の配慮=心砕きの心」であり、「他者の喜びや苦しみに寄り添い、魂の重さに気づくという行為」なのである。
そして、教師と子どものさりげない優しさや、子ども同士の支え合いを日常の学校での生活のなかにどう築いていくかということである。

さらにケアリングは、教師と子どもの対応的な営みであり、教師の構えの問題なのである。


- 学校を変える 浜之郷小学校の5年間 -(小学館)より抜粋


中央本線 清里へ向う車中にて





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