日々、こういう仕事をしていると、いろいろな年齢層の方々とご縁をいただきます。特に、若輩者の自分にとって、経験を重ねて来られたご年配の方とのご縁はありがたいもので、戦争体験や戦後復興のご苦労を聞かせて頂ける貴重な学びの機会だと実感しています。
と、ここまではいいのですが、そんな会話の中で時折でてくるのが「それに比べて、今の若い人たちは・・・云々」というフレーズ。
まったくもって、おっしゃる通りだと思います。
直ぐに音を上げたり、チャラチャラしていたり、目的もなく家の中でゴロゴロするかゲーム三昧・・・。そのくせ言うことだけは一人前。
これが大方の現代若者像といったところか(苦笑)
・・・・が、しかし、
よくよく話を聞いていると、ご自身の家庭が統制されていないことに対する遠回しな愚痴のように聞こえることも、けっこう多いことに気がつきます。こんな言い方、大変失礼とは思うのですが、事実ですので仕方ありません。
もちろん、そうでない方もいらっしゃいます。
・・・・で、
別にそのことをとやかく言うつもりは毛頭ありません。思わず口をついてしまう愚痴なんて、生きていればいっぱいあります。愚痴なら愚痴で、それを聞いて差し上げて、その人が少しでも前に進むことができる何らかのキッカケになれるなら、むしろそれを喜びますし、実際そうするように心掛けています。
ただ、こうした会話になると最近特に強く感じることがありまして・・・。
それは、世代の違いを越えた交流の機会が少ないということです。核家族化や孤立化の波です。
日本全体が弱体化してきている一因も、ここにありそうな気がしてならないのです。
とどのつまり、「今の若い人たち」が貧弱に見えるのは、ご年配の方々の経験を伝統として受け継いでいないからということなのではないのかと。
昔の方たちの精神性はとても素晴らしかったと思うのですが、それが受け継がれていない。失われている。この辺が一番の原因じゃないかと思うのです。
うちは3世代同居です。子どもたちの将来を考えて、あえてその道を選びました。
苦労はたくさんありますが、今にして思えば、そうして本当によかったと思えます。それは子供たちをみていればこそ、そう思えるのです。
親の力だけでは到底考えられない経験を、子どもたちは日々積み重ねているようです。
それは紛れもなく、祖父母の影響です。
こうした世代を超えた交流を、どうしたらもっと身近にもつことができるでしょうか?
若い人たちにはその辺にもっと興味をもってもらいたい。
ご年配の方たちも、若い人たちにもっと歩み寄ってもらいたい。
そして、この両者を繋ぎとめる第三の役割が必要だと、強く感じてやまない今日この頃です。
