断捨離で親孝行 | wai blog~日々是安泰~

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旅、子育て、暮らし、気づきを綴るblog。

ものすごい猛暑の新潟県。


石川も暑かったが、ベタつき方が違う。


ふと庭に目をやると、ものすごい勢いで草が茂っていた。

こんなに暑いのに、草花はすごい!


とはいえ、隣家へ迷惑なレベルの生い茂り方である。


長袖を来て、全身に虫除けスプレーをかけて草刈りに!

止まらない汗、容赦なく襲ってくる蚊!


それでも2日草刈りしたら、庭もスッキリ。


よかった、よかった。



今日は断捨離。


雪国あるあるで、一階部分全体が物置になってる作りの家なので、まぁまぁ悲惨なことになっている。


手始めにいらない食器を出し、埋め立てゴミ処理場へ持ち込む。


小千谷のゴミ分別はめんどくさい。

能登なら、無料で回収してもらえるのに!


その後、何かの拍子に、玄関の外階段下をのぞいた。


素焼きの鉢と、板と、パイプ…


こんな狭いところに、何が入ってるの!?


禁断の場所から物を引っ張り出した。




板や木切れはシロアリにでもやられたように朽ち果てボロボロ。

触ると崩れ落ちる。


虫の死骸も多数…


まだ祖父が生きていた頃、雪囲いの板をここに入れていて、それっきりだったのだと思う。


板がこんなに朽ち果ててるのを初めて見たわ。


すべて出して、水で洗ったら、こんなにすっきり!



ずっと、何かが押し込まれていた場所。
魔窟だった。

ここを片付けただけで、軽自動車に一杯のゴミが出てきた…

親の死後の実家の整理に100万かかるなんて話も、あながち嘘じゃないだろう。

頼むから、ここにはもう何も置かないでくれ。


ここから出てきた朽ち果てた板を車に載せ、
今度は燃えるゴミの処理場へ向かった。


更に、埋め立てゴミが出てきたので、再び埋め立てゴミ処理場へ。


それでも一部が少しすっきりした程度。

どんだけ物を溜めてきたのだろう?

祖父母も溜めるだけ溜めて、片付けずに逝ってしまった。

特に祖父の大工工具が山程あるので、それは始末していってほしかったわ。



何より驚くのが、この階段下がこんなにひどい状態になってたことに、両親が気づいていなかったこと。


住んでる人にとっては当たり前なんだろう。


まだまだ山のように捨てたいものがあるけれど、

(特に本がやばい!)限られた時間では難しく。


お正月は何もできないので、気候の良い時に、片付け帰省でもしたいところ。


慣れと老いとで、両親の片付けは難しくなっていく。そもそも得意じゃないし。



そういう我が家だって、まだまだ捨てたいものが山積み。

でも、次の世代に迷惑かけたくない、という思いがあるから、元気なうちに始末したいとは思っている。



母には、プラスチックケース的なものを増やさないように伝えた。


ゴミ処理場3往復して、処理代は900円だったけど

安いから良かったとかの問題じゃない。


そもそも、それらは自然発生したわけじゃないのだから。


買ったから、もらったから、受け入れたから

家にあるのだ!

自分が増やしたのだ!


それをお金とものすごい労力をかけて、(場合によっては喧嘩とかまでして!)

今度は捨てに行くって。


あほくさ。




私は買う時に、捨てる時のことを考える。


簡単に捨てられるものなのか。

(日常のゴミ捨てで捨てられるかどうか)


それはとても大切なこと。


とはいえ、昭和どっぷり、戦後生まれ世代はたぶん、捨てるのが苦手。


しかも、脳的に片付けが苦手な人達は一定数いる。


それが両親なら仕方のないこと。



38℃の中で、汗が滝のように流れ

目が汗でしみて、眉毛も消え入った夏の日。



一歩間違えば熱中症でぶっ倒れそうなのに、

なぜか母も私も清々しさを感じ、体も元気だった。


こんなに大汗をかいたのは今年初めて。

不思議だなぁ、片付けって、元気でるわ。


これも私なりの親孝行の形。


wai