【ANA】切ない!アレルギーっ子の機内食 | wai blog~日々是安泰~

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【4歳息子と二人旅】
タイ・バンコク5泊6日間の旅

 2017年4月。息子4歳の初海外旅行。昔から憧れていたソンクラーン(水掛け祭り)を体験する旅。
バンコク在住のお友達のエスコートで今までと違うバンコクを楽しむことができてラッキー!

【日程】
1日目 羽田⇒バンコク (ミンブリー泊)
2日目 ミンブリー市場、ルーフトップバー『moon bar』(バンヤンツリー泊)
3日目 ソンクラーン、ルーフトップバー『オクターブ』(センターポイントシーロム泊)
4日目 チャイナタウンお宅訪問、アジアティーク (センターポイントシーロム泊)
5日目 ワット・ポー、水上レストラン(ミンブリー泊)
6日目 バンコク⇒羽田⇒能登
 

 

この記事の続き。

 

 

 

それまで、自分のことだけ考えればいい旅をしていた。

 

正直、行けるなら一人で行きたかった。

 

 

しかし9割のお母さん方がそうであるように

自分がどこかに出かけたければ、

子供を連れて行くことは避けられない。

 

正直、幼い子供(未就学児)を旅行に連れていくというのは

自分のしたいことの半分もできない。

今回のような母と子供だけの場合は。

 

 

すべて子供主体となる。

子供がぐずったら、そこでおしまい。

彼らの機嫌をとり、体調を整え、

それでも自分の希望をわずかばかり手に入れることしかできないのだ。

 

気楽な一人旅ばかりしてきた私に、この激務は務まるだろうか。

 

はっきり言って、大好きなタイでもない限りこの年齢の子供を連れて、二人での海外旅行はしなかったと思う。

 

私にとって、自分のペースで動けないことは

超絶なストレスだからである。

 

それなら、家でのんびりしていたいし

もう少し、子供が大きくなって、楽に出かけられる時期を待ってもいい。

または、自分一人で行ける時期を待って、思いっきり楽しみたい。

 

それが本音。

 

それでも、私は行きたかった。

 

きっと慣れない出産、子育てで、エネルギーが枯渇していたんだと思う。

 

更に、今の世界を思うと、改めて、無理してでも行ってよかったと思うのだ。

 

 

 

さて、前記事に書いたように

息子4歳半は、当時アレルギー体質だった。

(乳製品、卵、バナナアレルギー)

 

生後7か月でアレルギーと診断されてから

保育園、小学校でもアレルギー対応の給食をお願いしていた。

 

 

機内食にもアレルギー対応食とか、ベジタリアン食とかの特別対応食があることは聞いていたが、今まで気にかけたことはなかった。

 

自分だけの旅の時は、全く気にせず、出されたものを食べていた。

 

今回はアレルギーのある息子が飛行機に乗る事で、初めて、機内食を選ぶという行動をした。

 

とても、ワクワクしてしまった。

 

ANAのアレルギー対応食って、どんなものかしら?

 

否応なしに期待が高まる。

 

 

搭乗後、すぐにCAさんが声をかけてくれ、簡単な確認後、シートの背もたれにシールを貼られた。

たぶん、機内食の提供に間違いがないようにするためと思われる。

 

息子の場合は、アナフィラキシーショックを起こすようなアレルギーではないが

CAさんにしてみたら、どんなアレルギーを起こすかなどわからない。

 

もしも、が怖いのはよくわかる。

 

離陸後、おしぼりやドリンクサービス等があり、

12:30頃子供たちの食事が優先的に配られた。

息子にも、待望のアレルギー対応食が配られてきた。

 

 

え?

何これ・・・

 

全体的に黒っぽい食事。

 

渋い!

すんごく渋い!

 

そして、あれは何?

あの山盛りの黒いものは

なぁに?

 

 

 

ひじきである。

 

ひじきを煮たものが、てんこ盛りで盛られていた。

 

通常、あのサイズのお皿に、あれほどの量のおかずが乗る事はないと思う。

 

入れすぎ。

 

しかも、ひじきオンリー。

 

ひじきの煮物で、ひじきしか入ってないのを初めて見た。

 

提供された機内食の目の前にいるのは、

かわいい盛りの4歳児である。

 

このミスマッチ感!

 

提供したCAさんは、何も思わなかったのだろうか。

 

そういえば、電話で機内食の相談をした時に

『アレルギー対応食に子供用はないので、大人と同じものになります。』

って言ってたっけ。

 

それにしても、

「ひじきを、こんなに盛る必要ある?」

と、誰かに聞いてみたいほどの衝撃であった。

 

 

 

少し味のついたご飯と魚と、野菜のおひたし。

ヒジキの煮物とゼリー、ぶどうジュース。

クッキー。

 

 

ある意味ヘルシーな食事だが、この真っ黒な食事を見て

食欲がわく子供はなかなかいないと思う。

 

私も食べてみたが、味も、なかなか厳しいものがあった。

病院食のイメージ。

それだけ安全と安心を考えて作られたものなんだろうが。

 

そうだったとしても、あのひじきの量は異常だった。

 

 

結局、本人は、ご飯を食べただけで、

その後、私に配られてた機内食で大丈夫そうなのをパクパク食べていた。

 

最初からそうすればよかった。

 

 

普通のキッズミールを頼んで、食べれそうなのを食べればよかった。

 

でも、それは何ごともなかったから言えることだろう。

 

 

その後、おやつにディニッシュが配られた。

 

 

11時過ぎに出発した飛行機は

予定より30分早く15時過ぎにバンコクに到着した。

 

 

いつもなら入国審査後すぐに両替をするが、今回はえみちゃんが両替してくれるというので空港では両替しなかった。

 

ミーティングポイントで16時に待ち合わせすることになっていた。

 

 

 

大丈夫とわかっていても、ここは外国。

会うまでは不安でいっぱいだった。

 

 

息子と同い年どころか、誕生日も同じ4歳の娘ちゃんと

2歳の娘ちゃんを引き連れて、えみちゃんがやってきた。

 

もう大丈夫だ!

この旅、お任せします。

 

 

空港の駐車場で車に乗り、陽が傾きかけた灼熱のバンコクを

えみちゃんの車の助手席にのって駆け抜ける。

 

 

不思議な感覚だった。

 

過去、何回もバンコクに来ているが

空港から乗るのは旅行会社のバスだったり、タクシーだったり。

 

友達の車の助手席に乗って、大笑いしながらバンコクの街を走っているという状況。

今までにない体験。

 

すでにワクワクMaxである。

 

つづく。


wai