雨が近づいている。
火曜日の午後、
大急ぎで、
もう一つ花壇の土おこしをした。
しゃがんたり、
しゃべるでほじくったり
案外疲れるので
土を起こすのに、
便利な道具はないかと
コメリの園芸コーナーを物色。
『固い土、
掘り起したい根っこにもおすすめ！』
という
掘り起し器 １９８０円を
買うか１０分くらい悩んだが
小さな花壇残り３つだし
スコップでがんばろう！と
コメリを後にした。
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山善 ステンレス製 土起こし器 つちおこ STG-5
2,017円
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この前、ローズマリーとミントの
地植えについて
警告を鳴らしたが
https://ameblo.jp/hancototabi/entry-12599466105.html
もう一つ、要注意植物がある。
アイビーだ！
少し前のこと。
それは広い広い庭を持つ友人が
ため息まじりに話してくれた。
『今まで庭には全く興味がなくて
親に任せっきりにしてきたのだけど
年取ってきたら、興味が出てきたの。
いざ、ガーデニングをやろうと
庭をチェックしたら。
庭は道路を挟んで対面にもあるのだけど
植物の元気が違うのよ。
最初は日当たりかな？と思った。
でも・・・
あることに思い当たった・・・
アイビー！
中学の頃だったかな。
もう３０年以上前
アイビーが流行ってて、
何も考えず、かわいいな、って
庭に植えたの。
それっきり忘れてたけど・・・
アイビーが増え続けて・・・
根を張ってるみたい・・・
母には言えないわ。
どうやって根っこを撤去しようか・・・
ハーブも同じ。
ハーブって雑草よ！
強いのよ。
どこまでも行くの。
その土地を支配してしまう。
庭には、絶対、
アイビーもハーブもダメよ。』
アイビー、ダメ、絶対。
夏休みの宿題の標語に使いたい。
ハーブ・・・・
もう、すでにミントの怖さを
思い知っていたから
この話の意味がよーくわかった。
それより気になったは
アイビーだ・・・
私も、玄関前の花壇に
アイビーを植えていたのだ。
多分、室内用の観葉植物だったのを
面倒みきれなくて
嫌になって
地植えしたんだと思う。
この花壇は、横長で
日当たりの差はっきりしている。
玄関側は、日当たり良好だが
車側は、ほとんど日が当たらない。
それでも、アイビーは
日陰を
元気に這っていた・・・
なんだか、ぞっとしてしまった。
こちらか見えない家側には、ずらっとアイビー…
どうしようかな。
ただ、ここの花壇、
日当たりの良いところには
ローズマリー、ラベンダー、セイジ等々
所せましと植物が植えられていて
日当たりの悪いほうは、
植物が育たず
地味な感じだから
アイビーでもあったほうがよい気もする。
花壇もコンクリートで囲ってあるので
それ以上進むことはないだろう。
ガーデニングに詳しくない人ほど
私のようなことやっちゃいそうなので
あえて、警告を鳴らしておく。
アイビーは、
鉢植えで楽しもう。
めんどくさくなったからって
囲いのない庭に植えるのは、
やめよう。
『いいグランドカバーになりますよ。』
っていう甘い言葉の意味を考えよう。
別の言い方をしたら
どこまでも、
広がっていく、
ということだ。
そこに、一生、何か植えるつもりがなくて
グリーンがあったほうがいい、
ということならよいが
いつか、家庭菜園でも、
とか考えているなら
やめておいたほうがいい。
処理するときが本当に
大変だ。
実は、２つ目の花壇の土おこしをしていた時、
異常なほど、
大きな根っこがたくさん出てきた。
表面に見えているのはまばらな雑草と
角に芝桜と、
名前を忘れたハーブだけである。
それなのに、大量の根っこがで続けている。
↓
その時、思い出した。
このハーブを買った時に
『すごく増えます。
増やしたくない場合は、
仕切りを作ってください。』
って書いてあった。
素人の怖さは、
これをスルーするところである。
今見ても
それほど大きく見えないハーブ。
花壇を占領してるわけがない。
目に見える部分では、そう思う。
しかし、土の中は
地下帝国建設中！
表面は少しだけで、
貧弱なふりしてるけど
土の中は、
網の目のように
ごっそり根っこを蔓延らせる。
ハーブ、恐るべし！
それを知ったら、
このまま放置はできん！
そのハーブは
ごっそり掘り起こした。
隣の芝桜は、そのままでもいいかな、
と思って、
よく見たら！
芝桜の間に、
ミントがいた！！！！
あぁ、ミント。
ここにミントなんて植えてない！
たぶん、種がとんできたのだ・・・
ということで、
芝桜もサヨナラして
この花壇は全部土をほぐすことにした。
土のビフォー
あー、ほんと
自分の安易さが嫌になる。
この前の花壇とは比べ物にならないくらい
ぶっとい根っこ、ふわふわ根っこが
延々と出てきて
蟻もたくさんでてきて
正直怖くなってきたが
途中からは、
裸足になって土に乗り
土おこしにいそしんだ。
念願の
家でアーシング！
アーシングって
足裏じゃないとダメなんだっけ？
土を素手で触ることも
アーシングになっているんじゃ
ないのかしら？
見えている世界は、
荒涼とした殺風景な花壇なのに
その下の見えない世界では、
おびただしい数の蟻がいて
ダンゴムシがいて
信じられないほどの根っこが
脈々とはびこっている。
『目に見えるものが真実とは限らない。』
土をいじりながら
コンフィデンスマンJPの名セリフを
思い出したのであった。
蟻たちにとって
「花壇を整えよう」という
私の気まぐれ行動は
天変地異レベルだろう。
家を破壊され
ひっかきまわされ
それでも、彼らは
私に歯向かうこともなく
次にすべきことを
わかっているかのように
淡々と動いている。
アイビー、ミント、ハーブの
根っこひしめく
地下帝国で。
見えない世界は、
不思議な世界。
想像を超えた秩序の中にある。
wai