【人生を変えた出会い】グレーゾーンの息子が変わった理由 | wai blog~日々是安泰~

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『うちの末っ子なんてねぇ・・・

 

小学校入学式の3日前に

やっとオムツがとれたのよ。

 

今でいうならバリバリ

グレーゾーンよ。

きっと調べたら病名ついたわね。

 

 

明らかに、やばい感じだったわよ。

 

 

ただね、あの頃、

私が子育てに仕事に家事に

忙しすぎて

なんとかしてあげようとか、

全く思えなかったの。

 

今の時代ほど、情報もなかったし。

 

 

 

それでもね

 

今では、いいお嫁さんもらって、

子供も生まれて。

兄弟の中で、一番

幸せな人生を歩いているわよ。

 


だから、

心配しなくて大丈夫だって!』

 

 

この話を聞いたのは

 

ちょうど、息子の発達の遅れが

気のせいじゃないとわかり

療育を開始するための準備を

していた頃だった。

 

 

 

息子は大丈夫だろうか?

これからどうなっていくんだろうか?

周りとコミュニケーションとれるんだろうか?

 

 

漠然とした不安に悩まされていた時だった。

 

 

彼女の話を聞いて

心が軽くなると同時に


そういえば、自分が子供の頃も

今の時代なら、

明らかに「あの子大丈夫?」というような子が

クラスに数人はいた。

 

 

落ちつきがなかったり

全く勉強ができなかったり

誰ともしゃべらなかったり・・・

 

 

でも、そういう子も含めて

一つのクラスであり、

学年であり

学校だった。

 


いろんな人がいて、当たり前。

バカも天才も普通もいる。

足が速い子、遅い子、

のろまな子もいる。

 

その当たり前のことを思い出した。

 

 

彼女の話は続く。

 

『まぁまぁ、とにかく、

学校入ってからも心配は尽きなかったの。

 

バカでね!

 

ほんと、バカで、

どうしようもないくらい

勉強もできなくて。

 

ただ、うちは上の子達がいたから

そこは、兄弟がフォローしてくれて

いじめられたりとかは

なかった。

 


1年の時の担任がね、

いろいろと言ってくるわけ。

 

家でも勉強させてください、とか

お母さん、ちゃんと見てますか、とか。

 

うっさい!

だよね。

 

私だって精一杯やってるわよ!

お前に何がわかる!

 

 

勉強できなくて、

先生にもいつも怒られて

私もその頃イライラいたから

末っ子も辛かったと思うわ。

 

自己肯定感なんて、ズタボロよね。

 

あのままいってたら、

絶対に

グレてたと思う。

 

 

それが、2年になった時

担任が変わってね。

 

末っ子の人生も変わったの。』

 

 

『あー、今思い出しても、

涙が出そうよ。

 


家庭訪問の時かな

 

「お母さん、〇〇くんは、

とっても、

素直でいい子ですね!!

こんなに素直な子は珍しいですよ。

 

私、〇〇くんが大好きです。

いつも笑わせてくれます。

 

お母さんの子育て、

素晴らしいですね」

 

って、末っ子の事も、私の事も、

褒めてくれたの。

 

 

先生は、

末っ子のいいところを見つけてくれて

全肯定して向き合ってくれたのよ。

 

 

あんなにいい先生は、

見たことないわ。

 

 

そしたらさ、

今まで、グレーゾーンだな、って

気になっていたところも

解消されていったの。

 


相変わらずバカは、バカで、

勉強はいまいちだったけどね。

 

 

あの先生と出会わなかったら

一体、どうなっていたか。

 

あの先生が、息子の人生を変えたわ。

 

そのくらい、学校の担任って

影響力大きいわよ。』

 

 

 

それまで、私は、

親である私が

特に、母親である私が

なんとかしないといけない!

と思いこんでいた。

 

 

自分が産んだ責任。

私だけがわかってあげられる辛さ。

私だけが絶対的な味方でいること。

 

このプレッシャーは

想像以上に重く、苦しい。

 

 

 

でも、彼女の話を聞いて

まだ出会っていない誰か

これから関わっていく人の中で

子供の人生に

親以上に強い影響を与えてくれる人もいる。

 

人生を方向転換させるくらいの

素晴らしい出会いが

これから待っているかもしれない。

 

そんな風に思えたのだ。

 

 

その後、療育が始まり、

担当ドクターに

私が感じる日頃の違和感を話した時


「それは、こういう理由からで

こういう場合もある

こういう時は、こういう方法を」

 

といったようなアドバイスをもらった。

 

 

今まで、誰からも理解されなかった

子供に対する違和感を

わかってくれる人がいる!

ということが

本当にうれしかった。


同時に、心から安心したのである。

 

 

あれが4年前の話だろうか。

今、小2の息子。

 

あの頃気になっていたことが

ほぼ解消されていることに気付いた。

 

 

もちろん、極度のシャイな部分も

よく顔を出すが

今はそれを

さほど問題だとは思っていない。

 

こういう子もいるよね、って思える。

あの頃は思いたくても思えなかった。

 

 

まさに、彼女の末っ子の人生を変えた

小2である。

療育のドクター曰く【小2問題】というのがあるらしく、ちょうど幼児から少年に変わる大切な時期なのかもしれない。ここでつまづくようなら、また相談ください、と言われたから。

 

 

残念なことに、

このご時世

担任の先生とは

数回しか会えていない息子。


話を聞くと、

優しそうで明るい先生のようだ。

 

 

「早く学校始まらないかなぁ」

と、言っていることが

私には、うれしい。

 

半年前は、学校行きたくない病で

悩んでましたからね・・・

 

学校行きたくない病の話も

また改めて。

 

また子育てママの心が明るくなる記事を

ちょいちょい書いていきますね!

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