【ベトナム②】フランスのどこかのアルバムに | wai blog~日々是安泰~

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※1997年11月のベトナム旅行記です。

この記事の続き。




ホーチミン到着後、

即、シクロの洗礼を受け、
前途多難な旅の予感がビシバシした。


サイゴンホテルの朝食は
思ったより美味しくて、
特にバターが最高!



フランスパンと共に。

バターが
氷水に浮かせてあったのも衝撃!


2日目は観光へ。

ガイドの二ャーさんが迎えに来てくれたものの、
ホテルを出るときはびくびく。

シクロの奴らに見つかりませんように!
祈りながら車に乗りこんだ。

ホーチミン市内の観光からスタート。



ツアー客は私達二人だけなので、
気楽に楽しく見て回る。

ランチも美味しい!

特に海老が美味しかった。



その後、ベトナム戦争の時、
難攻不落の街と呼ばれたクチへ。

クチトンネルが有名な場所。

トンネルは、全長250㎞!
250メートルじゃないよ。

そんなに長い地下トンネルを掘り、
暮らしていたなんて…

もちろんトンネル内も入ったけど
すごく狭い。

アジア人しか入れない狭さ。

だから、大柄なアメリカ人から
逃れることができたんだね。

しゃがみながら
トンネル内を歩くのは大変!
 
私はここでは暮らせない。



コウモリもいたし。

クチの写真といえば、これじゃない?



ガイドのおじさんが、実演。
慣れたもんだ。


たくさんのフランス人観光客と
一緒に見ていたら…

「はい、誰か入ってみて!」

って、おじさんが言ってきた。
 
フランス人のでっぷりしたおじさま、
おばさまには無理でしょ。

かおりんも背が高い。

一番小柄な私がターゲットに!
 
ザ・アジア人代表である。


パシャ、パシャ、パシャ、パシャ

見世物のように写真を撮られた。




彼らには、
アジア人の区別なんてつかないだろう。

きっと、フランスに帰って、写真見ながら

「ベトナム人の女の子がね…」
なんて言われてるんだろうな。

フランスのどこかのアルバムに
私が地面から顔出してる写真が
収納されてるかと思うと、
ちょっと笑える!

そんなこんなで、やたらと疲れたクチ観光。
その後、お茶タイム。

おやつに蒸したタロ芋が出された。

ガイドのおじさんは、私の頭に自分の帽子を被せ、
ホーチミン氏の写真の前で記念写真を撮れ
と嬉しそうに言ってくれた。

そこに写る私は、グッタリな表情をしている。


フランス統治時代のあったベトナム

町並みには、フランスの面影は
ほとんどかんじなかったけど、

見かける観光客は、ほぼフランス人!

「みんな、フランス人です。」
と、ガイドの二ャーさんが言ってた。

ホーチミンに、
ノスタルジックな思いを感じるのだろうか。


フランス料理店も
ホーチミンには多いそうだ。
フランス人観光客が多いせいもある。

私たちもHISツアーのオプションで
フランス料理の夕食をつけたっけ。
6500円。
高いのか安いのかわからない謎の値段。
 
二十歳の私たちが、
日本でフランス料理を食べる機会なんて
なかったから、特別感があった。


クチ観光の後、
たぶん1度ホーチミンへ戻り、
翌日からメコンデルタに1泊2日。
この辺りの記憶は曖昧だ。


そこに広がるのは、
茶色い川とフルーツパラダイス

忘れられない大好きな場所。



ホーチミンも日本から見たら、
昭和みたいだったけど、

メコンデルのヴィンロンは
もっと昔に、タイムスリップしたみたいな場所。

しかも、
マルグリットデュラスの「ラマン」

映画の中で
少女が船から降りる有名なシーンは
まさにヴィンロンだったと、後から知った。