※1997年のベトナム旅行記です。
ベトナムのことを思い出したので
初めてベトナムへ旅行した時の回想録を。
1997年11月。
昔すぎて、ぼやけた記憶しかないけれど
覚えてることをチラリと書いてみたい。
当時は、
成田からホーチミンへの直行便はなく、
羽田~関空経由~ホーチミンという長旅。
それもあってか、
それもあってか、
ビジネス客ばかりで
若い女性が観光で行く場所ではなかった。
ベトナム雑貨ブームが起きる数年前のこと。
ホーチミンへ向かう機内はがらがら。
4席占領して、
ホーチミンへ向かう機内はがらがら。
4席占領して、
横になって寝てるベトナム人もいた。
一緒に行った友達Kちゃんは、
これが初海外である。
初海外がベトナムっていうのは、
初海外がベトナムっていうのは、
衝撃的だったようで、
Kちゃんのお父さんが、
Kちゃんのお父さんが、
私の父に
「娘たちが、
「娘たちが、
ベトナムに行くって聞いてますか!?」
と言ってきたそうだ。
(同じ職場だった)
と言ってきたそうだ。
(同じ職場だった)
確かに、謎のベトナムに
20歳の娘が行くって、
当時の田舎ではびっくりだったのかもしれない。
ベトナムに行きたいと言ったのは私。
Kちゃんもよく付き合ってくれたよな。
ありがとう。
ホーチミンに着いたのは夜。
日本語ぺらぺらで、
ベトナムに行きたいと言ったのは私。
Kちゃんもよく付き合ってくれたよな。
ありがとう。
ホーチミンに着いたのは夜。
日本語ぺらぺらで、
日本人?と間違えそうな
ガイドの二ャーさん(自称26才)が出迎えてくれた。
女同士、話が盛り上がる!
女同士、話が盛り上がる!
いいガイドさんでよかった~
最初はたしかに、そう思っていた…
ホテルはドンコイ通りから
ホテルはドンコイ通りから
ドンズー通りにある
中級ホテル
サイゴンホテル。
チェックインの手続きを済ませ、
チェックインの手続きを済ませ、
翌日の待ち合わせを確認。
二ャーさんが
二ャーさんが
しつこく言ってきたことは…
「絶対に、
「絶対に、
シクロに乗っちゃだめです!」
わかってる、わかってる。
ガイドブックにも、
わかってる、わかってる。
ガイドブックにも、
しつこく書いてあるから、大丈夫。
乗りません。
「どうしても乗りたかったら、
私が交渉して乗せてあげるから。
とにかく、乗らないで!」
シクロ、だめ絶対!
と言って、二ャーさんは去っていった。
とにかく、乗らないで!」
シクロ、だめ絶対!
と言って、二ャーさんは去っていった。
乗らないって言ってるのにねぇ。
半ばあきれ気味の私たち。
ところが!
ホーチミンのシクロのしつこさは、
ところが!
ホーチミンのシクロのしつこさは、
生易しいものじゃなかった。
夕食を食べようとホテルから一歩出た途端…
夕食を食べようとホテルから一歩出た途端…
ゾロゾロと付いてくる、
シクロの勧誘!
振り払っても無駄、
振り払っても無駄、
つきまとうコバエのようだった!
あのしつこさは半端ない。
日本で一般人は体験できないレベルの
つきまといであった。
「シクロ、シクロ!
安いよ!どこいく?」
片言の日本語を発しながら
若い日とからおっさんまで
ゾロゾロついてくる。
あまりのしつこさにおののいて、
思わず乗ってしまった。
絶対乗らない、
絶対乗らない、
乗るわけがない、
って思ってたのに…
そのおっさんに
そのおっさんに
いくら払ったかは忘れたけど、
帰り際
「明日もここで待ってる。
「明日もここで待ってる。
俺のシクロに乗ってくれ」
としつこく念を押され、
としつこく念を押され、
「はい…」
としか答えることができなかった
二十歳の私たち。
明日は1日ガイドさんと観光で
メコンデルタのほうに行くんだけどなぁ…
ホテルに逃げ帰り、やっとほっとした。
明日は1日ガイドさんと観光で
メコンデルタのほうに行くんだけどなぁ…
ホテルに逃げ帰り、やっとほっとした。
ホテルのスタッフさんは、優しくて親切。
でも、一歩外に出たら、
早朝からシクロがいて、狙われている。
翌朝、その話を二ャーさんにしたら、
翌朝、その話を二ャーさんにしたら、
案の定、ひどく叱られた。
シクロの値段も、食べた夕食の値段も、
「高い!高すぎる!」
とダメ出しされた。
ベトナムに到着してまだ半日。
この旅、楽しめるのか…
不安のよぎるスタートであった。
あのしつこさを振り払える人はいるんだろうか?
9日間のベトナムの旅は
9日間のベトナムの旅は
観光半分、フリー半分。
たしか、H.I.Sのツアーだった。
2日目。
朝っぱらからガイドに怒られながら
2日目。
朝っぱらからガイドに怒られながら
ホーチミン市内観光に向かったのである。
続く
続く
wai