それでいいわけがない | 走って転んで泣いた様な話

走って転んで泣いた様な話

アモーレのない日々の話

火曜日のこと。


古紙を集めることについて朴氏と話す。


1病棟はめちゃくちゃ集まる。


でも2病棟は道具置き場に古紙を持ってきてそれを篠ちゃんが畳んでくれる。


だから良いのだと朴氏。


え"?それは仕事なの?


いいからって。


ん、じゃあ収集だけして持っていかないからね。


でも。

やだなぁ。


結局篠ちゃんの仕事に対していっちょ前にならなくて良いってことなんじゃないのか?


アンタがいなくなった後も篠ちゃんは働くんやで。


男尊女卑にしかなってないとは思わんのか。


ああいう男を見ると責任取れやと普通に思う。


アンタの娘は首席で医者になったように、彼女の親も彼女を誇らしく思いたいとと何で思わんのか。


確かにその働き方で娘は平穏でいられるかもしれないが、その働き方は作業所でもできる。


少ない工賃をもらい働く障害者も少なからずいる。


それは障害者に対する侮辱や差別につながっていないのか?


確かに。

出来ないという所で考えるならばそれは仕方がない。


でも一緒に働く仲間は本当にそれが欲しいものなんだろうか?


我慢して3病棟に増やした結果がそれならば、遠慮なく出来る人を奪い、アンタに篠ちゃんをあげよう。


と、思うんだ。


梅子をもらうぜ。