うっそだしっょ
引っ越し先では
当時、受け入れてくれる幼稚園が
無かったため・・・近くには「愛宕山幼稚園」が
あったのですが、満員で入れなかった
いや、普通そんな事、
事前調査として引っ越す前に
下調べするでしょ
と
今の私なら怒ります
当の私は「父親が出来る」
と言った期待感でいっぱいいっぱい
おかぁちゃんと少しは一緒に居れる
嬉しい嬉しい
という気持ちしかありませんでした
が
現実はそう甘く無かった
「えっ?うそだ」
きっと当時の私はそう思ったに違いない
預かり先のない私は
新たに出来たお姉ちゃんとお兄ちゃんが
学校から帰 宅して来るまで
団地の一室で朝からお留守番生活が
待ち受けておりました
お昼は何かしらの食べ物が卓上に置いてあり
それを食べる
朝はご近所の子ども・・・自分も子どもなのだが
と団地の敷地内で遊び、
ロンパールームが始まるあたりから
家の中にそれぞれが戻る
家の中に誰も居ないと分かっているのだが
ある時何を思ったのか
「おかぁちゃ~~~ん」
とご近所中に聞こえる声で大泣き
お向かいの102号室のおばさんが
「みっちゃん大丈夫」
と慌てふためき101号室の私のもとに駆け寄り
抱きしめてくれて徐々に落ち着いて
泣き止みました
今でも覚えてる
人の情で成り立っている時代だったから
出来たお留守番
現在だったら児童虐待ですよね
マジで
そんな不安な始まりをした
西宮での生活です