他にも、人数の少ないツアーなのにガイドの説明をよく聞かず
夫婦で集合場所に現れずガイドが走り回って探したり、
バスの中で他の人は静かにしているのにずっと大声で話し続ける夫婦がいたりと
若者や一人参加が多いツアーとは違う些細なトラブルがあった。
中でも腹に据えかねたのが、
帰りの飛行機の席が別れてしまった夫婦がおり、
その夫婦は「たった3時間だし、別に構わない」と言ったのに、
周りの「自称面倒見の良い奥様」たちが
「一緒に座れないなんてかわいそう!」
「不安よね?困るわよね!」と騒ぎ出し、
最終的に一人参加の男性に無理やり席を譲らせたこと。
男性は「別に、いいですよ」と言って譲ったものの、
荷物を収納した後で動かすこともできず、結果飛行機から降りるのに時間がかかって気の毒だった。
この件では本当に「老害とはこういうものか」と痛感したのだけど、
あの騒いだ人たちはきっと夫婦で離れて座ると日本に帰国できないとでも思っていたのだろう。
しかし旅慣れていない高齢者ばかりのツアーならではの良いところもあり、
今回のツアーでは計3回土産物屋に連行され、
私はそのような「高い・店員がピッタリついてくる・菓子を箱で買わせる」土産物屋ではまず買い物をしない主義なので
しつこい店員に「買いませんから」「对我,这些东西都很贵的!」と逃げ回っていたのだけど、
ツアーの参加者は最初の店からどんどん土産を買っていて、
あまり高いものを買った人はいなかったものの、ガイドの面目を保つことに大変貢献していただいた。
あまりにもコスパの悪い品揃えだったので、一応おせっかいは承知で
「(パイナップルケーキなどは)街中のスーパーでもっと安く買えますよ」
とささやいてあげたけど、
「よくわからないから買っちゃうわ」と。
そういうお客がいるからツアーが成り立つ、若い人ばかりで買い物をしないとガイドが困るということは知識として知っていたけど、実際に目の当たりにして納得。
そんな私は土産を十数人に買ったものの安い菓子や小物ばかりだったため、
到着時にガイドに1万円両替したもらったものを奇麗に使い切って出国。
これには自由時間中の食事も含まれており、かなり節約できたと思われる。
そんなこんなで色々あったけれども、台湾に久しぶりに行って、治安も衛生状況も良く、
物価は日本とさほど変わらないけど街中で飲食する分にはかなり安いことがよくわかったので、
次回は勇気を出して個人で行ってみるつもり。
少なくとも今回と同様18万程度出せばかなり満足度の高い旅行になると思うので。
それまでに円が少しでも強くなることを祈りつつ、計画を練って機を待ちたいと思う。