美女になるための条件

「美女」とは、その名の通り「美しい女」のことですが、何をもって「美しい」と言うのでしょうか。
それがわかれば、もし今から「美女になりたい！」と思っている人には、おおいに参考になる気がします（笑）



ところで私は、ある女性が「美女」になるためには、一定の法則、あるいは普遍的な条件といっていいようなものがあるように思います。
それは何かというと・・・・

まず美女とは、人と比べて美しくなければいけません。
その人単体でも美しいということはあると思いますが、全員が同じ基準だった場合、強いてその人のことを「美しい」と賞賛することに意味があるのかどうかはちょっと疑問です。
だから、美女は、人よりある程度目立った存在でなくてはいけない。

けれど、勘違いしてはいけないのは、それには限度があるということです。
人と違うことというのは、人に対して不安感を与えるという側面をもっています。
例えば異星人はおそらく人間とはまったく違った原理で動いているのでしょうが、人間とは見た目も身体のつくりも違いすぎる、あの懐かしいタコ型の火星人を間近に見た場合、そこで恐怖感を抱かない人はおそらくいないのではないでしょうか。
恐怖が強すぎると、当然それに対して「美しい」と賞賛する余裕はなくなります。
だから、美女とは、相手とあまりにも違いすぎてはいけないのです。

ではどのあたりが良いのかというと、

「人とは違ったものを備えているが、人と違いすぎて恐怖感を与える領域に達しない寸前のところ」

に位置していることが、もっとも美女に近いということではないでしょうか。


この位置というのは、時代や風俗、その地域の道徳観、社会的要請などによって変化します。
美女の歴史とはそういったものの歴史のことであり、だからもし今から「美女になりたい！」と思う人は、今このとき、何が求められていて、それを可能な限り基準からずらした上で、人から恐れられない、そんな位置を自分で開拓したり探したりしなければいけません。
多くの美女は、多分もうちょっと無意識的に、奇跡的に、ちょうどいい地点を見つけているのだと思いますが、「美女になりたい！」という野望をもっている人は（笑）、それらを自力で見破る能力を身につける必要があると思います。

そしてこのようなことがもし本当なのだとしたら、美女とは、外見に対して一定基準を満たしてさえいれば、あとは技術次第で何とかなるということなのかもしれません。
そしてこの技術を磨くためには、人間というものに対する考察と、人格的なバランス感覚が必要なのだ、ということになるのです。