寺田屋再開への道が遠いです。
空き店舗を見つけるのに4年。
そして見つかった空き店舗は
元民家。
それを飲食店に改築すべく
地べたを全て掘り返しております。
とりあえず、排水溝が見つかったみたい。
ここで下水と分岐させ
厨房内の排水口を作り込みます。
あと、この店舗には二階があります。
ただし、元々この部分は
床を上げた畳敷の部屋だったため
それを取っ払う時に階段も廃棄。
図面では階段の下は客席です。
(トイレが一番奥にあるため
ここをカウンターの客席に
せざる得なかった。)
よって階段は必然的に
収納階段となります。
二階に上がると
下から目視で床がたわむのが分かるらしく💧
こちらも補強に次ぐ補強。
あと石ですが・・・
柱の下だけでなく
壁の礎にも石が使われていたらしく
工務店Tさん
「かなり礎石が出っ張ってまして。
店内が狭くなるのは困るでしょうから
石、削りました。」
とのこと。
・・・石を削る。
大阪城の建築現場ですか?
↓因みにこちらの写真は
本物の大阪城の発掘現場
規模は違えど
絵面が似過ぎて怖い💦
そして怖い話は続きます。
ガスの容量の問題です。
ガスの容量だなんて
はっきり言って単位も知らないし
イメージもつかない状態。
調べてみたら、ガスメーターの種類で
容量と、それに伴う業態が決まってくると言う。
そしてそれは当然
ガス管の太さと比例します。
カフェをやるのに必要なガス管の径は
34ミリ。
寺田屋の店舗のガス管は・・・
民家用なので27ミリほど
Tさん「たぶん給湯器を取り付けたら
ほとんどガスの容量が残らないと思います。」
あーーー・・・
まあ、民家だと承知で借りたのですから。
ガス管だって見てたし。
そんな事になるのではないか
とは覚悟していたものの。
せめて給湯器とガスレンジは
何とかならないかなー
と少し期待はあったんですよね。
この寺田屋は、私たちの
最後のお店となるでしょう。
最後くらいはシェフに
ちゃんとしたガスレンジを使わせて
上げたかった。
↓シェフ世代の憧れ
「コメット」のガスオーブンレンジ。
このブログを長くお読みいただいている
読者の方は、この写真を覚えてはりませんか?
↓
これは2年8ヶ月前
調理の仕事を求めて
全国をどさ回りしていた時のもの。
(2022年2月18日付け)
島根県邑南町の社食のようなところで
働いていたんですが
そこには全く似つかわしくない
コメットのガスオーブンレンジが
置いてありまして。
全然使用されていないし
手入れもされていなくて錆々。
でもそれを使ってシェフと二人だけで
(現地へ行って見ると、私たち以外に
スタッフがいない凄い現場だった💧)
1日40〜50人前の食事を賄っていました。
普通は、肉魚グラタンなどの
火入れ用オーブンですが
シェフはそこでプリンも焼いたり
していたのでした。
スチームコンベクションがあれば
スイッチ一つで、極端に言えば
誰でもプリンが焼けます。
でも昔の業務用機器を使いこなすのには
経験や技が必要だったってお話。
Tさん「ガスコンロも2口の
小さいヤツなら大丈夫かも。
調べてみますね。」
2口の小さいヤツ・・・
って、コーナンに売ってる
家庭用ガスコンロ
これじゃあ北新地の寺田屋と一緒やん!😂
なに?この落ち