一昨日うえだひろしさんの一人芝居を観に行き

芝居を観ると、どうしてもやや熱くなってしまい

やや長めなブログを書きました。

 

(いつもまあまあ長いですが・笑)

 

ついで…と言っては何ですが

今日は私の考える

『舞台芸術の経済規模を100倍にする方法』

に少しだけお付き合い下さい。

 

『芸術』と名の付くものには

いろんなジャンルがあります。

 

音楽、絵画、写真、映画、舞台などなど。

 

この内、音楽や映画って

現在はサブスクリプションが

当たり前の世界になってますよね。

 

例えば『アマゾンプライム』とか

『ネットフリックス』とかで見放題、聞き放題。

 

スタート当初は著作権問題や

「芸術の安売りはいかがなものか」

などと言われていましたが

開けて見ればサブスクのお陰で

市場規模は格段に広がりました。

 

絵画やイラスト、写真の世界も

デジタル化が進んで、ネットの世界には

自由に使えるフリー素材で溢れています。

 

で、我が愛する演劇や舞台の世界は・・・

 

未だにDVDを売っていたりするんですよ(+_+)

 

別にDVDが悪い訳じゃありませんが

時代はもうそこにはいません。

 

これから市場拡大するであろう

新しいジャンルに

VR(バーチャル・リアリティー=仮想現実)

があります。

 

専用のVRゴーグルやヘッドマウントディスプレイを用いて

VR用に制作された映像を見ることで

まるで自分が映像の中の世界にいるかのような

錯覚を受ると言うもの。

 

ゲームや遊びの疑似体験のイメージが強いですが

アメリカでは軍事訓練にも用いられているそうです。

 

image

 
でね。
このゴーグルを着けると
仮想現実の中を360度を体験出来る。
 
と言う事は
仮想現実の中だけでなく
劇場のド真ん中に
「自分の目」
を置くことも可能ですよね?
 

仮想世界をわざわざ作り込む必要なし!

 

↓下の写真は帝国劇場ですが
例えば1階席真ん中に機材を設置し
家にいる私が課金してゴーグルを着けると
その場の劇場が360°見回せるとします。

 

 

今度こちらにかかる芝居は

ミュージカル

『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

 

image

 

あっ、コング桑田さんが出てる目

 

それはおいといて(笑)

 

この舞台、S席は16000円です。

A席でも10000円。

 

きっと面白いんだと思う。

それだけの価値はあるんだと思う。

けど、

「ちょっと行って見ようかな」って思えます?

 

舞台大好きなワタクシでも

この金額は躊躇します。

しかも新幹線に乗って

ホテルも予約しないといけません。

結果行きませんし、観ることは出来ません。

 

でも、もしこの舞台空間をゴーグルを着けて

家にいながらにして

1000円で疑似体験できるなら

絶対に観ます!

 

 

例えば、東京国立劇場で行われる大歌舞伎。

 

古典芸能にも興味はあるんだけどなー

見てみたいけど

1等席18000円、2等席14000円払って

訳わからんかったらどうしよう

って、不安になると思います。

 

 

でも、もしゴーグルを着けて

1500円で疑似体験できるなら

「観たことないし、知識もないけど1回体験してみようかな」

ってなりませんか?

 

このシステムを名付けて『RR』アップ

⇒リアリティー・リアリティー

 

そのまんまやん(笑)

 

でもこのシステムが世界に広がれば

例えば!

日本にいながらにして

ミラノ・スカラ座のオペラやバレエだって

体験できちゃう。

 

 

スカラ座で音楽体験をする旅行

調べたら40万円くらいします。

 

イタリアとは時差がありますから

スカラ座で20時から始まる舞台は

日本時間だと早朝4時スタート。

 

でも1000円で見れるなら

起きて観てみたい

と思う人も、かなりいるんじゃないでしょうか?

 

 

こうゆうシステムのお話をすると

「そんな事をしたら、皆ゴーグルで安く観て

誰も劇場に来なくなるのではないか?」

と言う人がいますが

それ絶対に逆です。

 

値段を下げ、観客のすそのを広げると

中にはドハマりする人が出て来て

そうゆう人は実際に劇場に行って

観てみたくなるはず。

 

例えばゴーグルに

「オペラグラス機能」を付ける。

役者の顔もアップで見れます。

 

例えばゴーグルに

「投げ銭機能」を付ける。

人によっては正規料金より多く課金するかもしれません。

 

1階席、2階席、3階席、4階席に

それぞれカメラを設置し

それぞれの料金を変えてみてもいい。

 

まずは4階席で500円だして観て

気に入ったら2000円だして

1階席からもう一度観てみよう。

そんな観客もきっと出て来る。

 

この機能、演劇人にもたまらんでしょう。

 

通常、演出家って1階席ど真ん中に座って

演出することが多いと思いますが

ゴーグルでどの席からどう見えるか

正確な疑似体験が出来るんですから。

 

そしてこのRRシステムは

都会と地方の文化差をかなりフォローして

くれるんじゃないかと思います。

 

演劇の現状↓

 

 

私は岡山の田舎者なので分かりますが

田舎にいて、舞台芸術に触れることは

極々マレです。

「無い」と言っても過言ではないくらい。

 

こと演劇・舞台に関しては

図の通り完全に東京一極集中。

 

大阪にいればまだマシですが

先ほどから書いている通り

経済力が必要です。

 

システム料金を安くしても

観客さえ増えれば

舞台人が受け取る金額は増えます。

 

例えば私達がよく行くワンコインコンサート。

 

兵庫県立芸術文化センターの大ホールで

クラシックが500円で1時間聴けるのですが

満席になると観客約2000人。

 

2000×500=1000000

1人で1時間で100万円の売り上げ。

数はバカに出来ません。

 

RRシステムを使えば

その時から`世界’が相手になります。

 

テレビの世界に「テレビ番組表」があるように

演劇の世界にも「演劇舞台表」を作り

まずは国を選ぶところから始めます。

 

『日本』を選択

『大阪』を選択

『扇町ミュージアムキューブ』を選択

↓出て来る(笑)

 

 

芝居は総合芸術です。

一つの舞台を作るのに

複数の人手とかなりの時間が必要となります。

 

それなのに

「数ヶ月も前からチケットを購入して」

「劇場に行かないと観れない」

なんて。

 

その他、小さい子がいるから行けない。

年を取って足が悪くなって行けない。

3ヶ月先の予定が立たないので

チケットを買えない。

現在の観劇ってどれだけハードル高いか。

 

私の考えた世界の舞台と世界の観客を繋ぐ

<RRシステム>

絶対ビジネスになると思うんだけどなー。

 

誰かやってくれませんかねー。

お願いやってー。

私、泣いて喜んでゴーグル買いますよー笑い泣きww