昨日の3月7日火曜日。

平日ですが、お仕事がお休みだったので

お出かけしました。

 

何も考えていなかったので

遠く、準備が必要なところへ行くのは無理。

 

朝、グーグルマップを見ながら

思い立ったのはこちらでした。

 

 

はい、JR法隆寺駅に来ましたよ。

 

 

もうどこへ行ったかお分かりですね?

 

 

法隆寺です(笑)

 

 

これで法隆寺には行かず・・・

となったらびっくりですがww

ちゃんと法隆寺へ行きました。

 

とりあえずお詣り前に

参道の横にある観光案内所へ。

 

 

『法隆寺 i センター』

観光用駐車場へ併設されている綺麗な建物で

中では無料のパンフレットや

ビデオで事前にお勉強が出来ます。

 

 

まあ、ワタクシ達の目的は

腹ごしらえだったのですが。

 

 

アップするほどのお弁当ではございませんが

ちゃんとしたお米を

ちゃんと家で炊いておにぎりにして、

お家宴会の時にゲストさんが差し入れて下さった

缶入りの焼き海苔をこの場で開けて

パリパリのまま贅沢に数枚巻いて食べたのですよ。

 

そうしたら、あまりの旨さにびっくりしたのですよ。

 

特に海苔ビックリマーク

なんですか、この海苔は!?

大阪の松原でこんな海苔を作っている

海苔屋さんがあるんですね。

お勉強になりました。

 

お話しが出だしから

曲がりっぱなしですけど

法隆寺です。

 

 

いやー、懐かしい。

 

 

ワタクシは人生で3度目。

 

 

小学校の修学旅行と

20代半ばに拝観しているので

約28年ぶり。

 

 

おや、宗務所の横のお札を見ると

計らずも昨日の3月7日は

推古天皇の御忌だったようです。

 

因みに奈良ですから

高市早苗さんの選挙ポスターを

よく見かけたのですが

昨日は高市さんのお誕生日だったようです。

おめでとうございます。

 

こんな事がスマホをいじってるだけで

即座に分かってしまう現代って凄い。

 

 

お話しを戻して

シェフが法隆寺に来たのは2度目で

はやり小学校の修学旅行以来だそうです。

 

シェフ、実に48年ぶりのお詣り。

 

 

ほぼ半世紀ぶりかー

時間がたつのは早いなー

 

などと、呟きたくなりますが

目の前にあるのは世界最古の木造建築です。

 

 

人の営みなど一瞬ですな。

 

 

大講堂です。

 

爽やかに風が抜けてゆく回廊の奥には

薬師三尊像が安置されてますが

写真が撮影できるのはここまで。

 

 

西院伽藍を出て

大宝蔵院へ向かいます。

 

 

途中に聖霊院があり

お手水があるのですが

柄杓はなし。

 

 

数ヶ所にお手水がありましたが

どこも柄杓なし。

今まで参って来たような神社仏閣のような工夫もなし。

 

一体どうしろと?

まあ、どうにも出来ませんが。。。

 

こうゆう、全く努力をしてない感じも

「流石!」

と思わせるのが法隆寺、

ひいては奈良なんだと思います(笑)

 

 

ここは悠久のまほろば。

 

蝶までゆったり一休み。

 

 

東室に西室。

お坊さん方の住居。

 

 

室内は恐ろしく暗かったでしょうねぇ。

当たり前ですが。

 

 

そして大宝蔵院へ。

 

 

今回一番びっくりしたのがこちらでした。

 

建て替わってる・・・

 

 

平成10年頃に新しくなったとの事ですから

前回ワタクシが参拝に来させてもらった

その直後に建て替わったようです。

 

薄暗かった木造の宝蔵院の中で

一番端に囲いも何もなく

すうーっと、

あの有名な百済観音像が立っていて

ワタクシその余りの生々しさに震えたのですよ。

 

今は随分と明るく綺麗な場所におはしまして

でもやはり妖艶なお姿でしたね。

 

大宝蔵院の中は、国宝や重要文化財の嵐です。

好きな人は一日この中で楽しめるでしょう。

 

写真撮影は禁止ですので

公式ホームページを貼っておきます↓

大宝蔵院 | 聖徳宗総本山 法隆寺 (horyuji.or.jp)

 

 

西院から東院伽藍へ移動。

 

 

シェフ「あゝこの土壁の通り、何となく覚えてる。」

 

 

この個性的な夢殿ではなく、

土壁を覚えているところが流石シェフ。

 

 

六角形の美しい夢殿は

聖徳太子がお昼寝したり

瞑想したりしているイメージですが

それは『日出処の天子』の中のお話し。

 

太子が施政を行った「斑鳩宮」の後地に

供養として建てられたのが夢殿です。

 

以上がざっくり法隆寺。

これだけ凄くて、めっちゃ広くて

見所満載で1500円は大変にお得だと思います。

 

そして夢殿からさらに東に向かうと

中宮寺なんですが。

 

 

隣接されているから

ほとんどの方が中宮寺にもお詣りされると

思うんですが。

 

 

こちらはとても現代風な建物で

30年前も「え?これ?」

と思ってしまった罰当たり者です(苦笑)

 

 

今回もやっぱり「なぜ?」

と思ってしまいましたけど(ごめんなさい)

ご本尊の如意輪観音様は大変にお美しい。

 

ホームページには

「可愛がられている猫がいます」とありましたが

ネコちゃんに会えなくて残念でした。

 

猫のいる風景 - 聖徳宗 中宮寺 公式ホームページ (chuguji.jp)

 

(↑もうこれ、ただ猫の写真を載せたいだけ・笑

分かる。気持ち分かり過ぎるww)

 

 

中尊寺への参拝は

法隆寺を通らないと出来ませんが

法隆寺の伽藍の中へ入らない限りは

拝観料はかかりませんので

中尊寺だけお詣りすることも可能です。

 

 

近くに住んでいれば

ウォーキングコースに良さそう。

 

 

さて、法隆寺を後にして

本当のウォーキングです。

 

 

斑鳩四寺とされる

法輪寺や法起寺を目指すことも考えましたが

今回は古墳と神社にしました。

 

 

まずは藤ノ木古墳。

 

 

未盗掘の朱塗りの家型石棺や土器類、

精巧で豪華な金銅製馬具などが出土して

話題になったのは記憶に新しいところ。

 

 

うん?ホントかな・・・と思って調べたら

発見されたの1985年と88年でしたわ汗

 

35年も前でした。エーン

 

 

回りは普通の住宅地で

突然ぽんと古墳公園がある感じ。

 

出土品は重要文化財に指定されて

県立橿原考古学研究所附属博物館に

収められているようです。

 

ちょっと休憩して

次の目的地へ。

 

 

最後にお詣りしたのは

龍田神社です。

 

 

もちろん聖徳太子の所縁の神社で

本宮は隣町・三郷町にある龍田大社。

 

 

社伝では、聖徳太子が法隆寺建立の地を探していた際に

白髪の老人に化身した龍田大明神が

「斑鳩の地がふさわしい、私はその守護神となろう」

と告げたので斑鳩に法隆寺を建立し

その鎮守社として創建したのが始まりだそうです。

 

境内には巨大な楠。

楠自体がご神体になっています。

 

 

全体を撮ろうと思ったら

境内の端っこまで移動しないといけないくらい。

 

 

また境内には

蘇鉄が植えられています。

 

 

天然記念物になっている蘇鉄なんて

初めて見ました。

 

 

でかっ。

蘇鉄って真っすぐに育つ植物じゃないんですねあせる

 

 

能楽のルーツとなる猿楽。

その一座である「坂戸座」は

鎌倉時代には法隆寺に仕えていて

後に「金剛流」と名を変えて現在に至っています。

 

と言う事を伝える石碑。

 

 

本殿の隣にもう一つ鳥居があり、

ここで急遽思い立って

この地まで来た理由が分かりました。

 

 

一番奥には「白龍大神」と

「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」。

 

市杵島姫命は、先月大神大社にお詣りした時に

池の浮島にお祭りされていましたね。

またの名を弁天様。

 

 

そして左には「事大主命」

いわゆるエビス様。

 

 

はやり先日お詣りした西宮神社から分霊。

 

そして右には西宮戎さんの本社である

「廣田神社」の分霊。

 

 

こうゆうのを神社好きは、こう云います。

 

「あゝ神様に呼ばれたのだな」と(笑)

 

 

半日ほどのサクッと斑鳩散策でしたが

めっちゃ楽しかったです。

 

奈良、サイコー♪