日本中・・・とまでは言いませんが

(そんなに隅々まで回っている訳ではないので)

何もないと思われるような所に

思わぬものがあったりするもんですねぇ。

 

と言うのが

今回の島根県の出稼ぎの感想です。

 

 

ワタクシ達がこちらに来たのは

1月下旬。

 

雪こそあまりありませんでしたが

流石に山間部ですので、寒かった。

 

それから1ヶ月半。

 

もちろん今でもまだ

梅の蕾さえついておらず

花のない寂しさはあるものの、

木々の枝々が真っ赤に染まって来ました。

 

 

こちらは元・石州街道。

 

そこを散策がてら歩いて行くと

一軒だけお店があります。

 

 

邑南十割そば『ふくのや』さん。

 

 

こちらに来て

直ぐに見つけはしたものの

島根県にも‘まんぼう’が出てましたので

クローズしてました。

 

まんぼう明けの先週にお邪魔し

「ひょっとしたら、もう1回いけるかな?」

とお尋ねしたところ

「やりますよ」と。

 

ラッキーキラキラ

と言いますのも

元々こちらの営業は土曜・日曜だけ。

 

しかも3月からは

それさえ不定期になる、

とお聞きしていたので。

 

 

今や蕎麦粉の8割は外国からの輸入品。

 

国産の蕎麦粉でも

収穫量を増やすべく

品種改良されたものが多いそうです。

 

 

そんな中、在来種である三瓶の蕎麦を

邑南町の契約農家で育ててもらって

100%在来種の蕎麦を

自家製粉して手打ちしてはります。

 

 

前回はそば焼酎の蕎麦湯割りをいただきました。

 

 

今回は玉櫻があったので

玉櫻を燗で。

 

 

この色(笑)

 

前回に頂いたかき揚げに

 

 

蕎麦がきの磯部揚げ。

 

 

こちらはワサビが美味しくて。

 

使用原材料も

貼り出しておられます。

 

ワサビは津和野産ですねー。

 

 

前回のもりそば。

 

 

目視でねめりが分かります。

 

 

当然旨い!

直ぐにお代わりしました(笑)

 

こちらは鴨南蛮。

 

 

鴨肉がしっかりしていて味が強い。

 

かと言って、野鴨でもなさそうだし

何だろうとこちらもお尋ねすると

ハルバリー種の鴨を飼育している

鴨園があるそうです。

 

 

島根県の川本町はエゴマの産地だそうで

この鴨くんはエゴマを食べさせて飼育しているそうです。

 

そりゃ健康に育ちますわ。

 

今回頼んだ天ぷら御膳。

 

 

天ぷらも手作り胡麻豆腐も

小鉢も付いていて1500円。

 

サクサク飲み進めていると

おまけで蕎麦揚げをいただきました♪

 

 

そして、こちらで蕎麦についていろいろ調べていると

よく『蕎麦の釜揚げ』と言うメニューを目にします。

 

うどんの釜揚げは分かりますが、

蕎麦の釜揚げ???

 

と言うことでオーダーしてみました。

 

 

湯がいた蕎麦が蕎麦湯に入って(と言う表現でいいのでしょうか?)

出て来ました。

 

具材がいろいろ乗っている

と言う事は

つゆをそのまま入れちゃうんですよね?

 

 

初めてで、食べ方が分からない・・・

と言う経験は久しぶり。

 

これだけで新鮮な気分です(笑)

 

シェフ「これは蕎麦のおじやだね。」

 

シェフの表現が正しいのか

言わんとする印象が

伝わるのか分かりませんが

優しい味わい。

 

風邪をひいた時なんかに食べると

早く治りそう。

そんな地味深いお蕎麦ですね。

 

ご亭主さんといろいろお話しさせていただきました。

 

元々は静岡県のご出身で

ご縁があって邑南町へ。

 

そしてなぜかお蕎麦屋と

あと2つほど事業をされているそうです。

 

運命ですね。

 

 

お話しの中で

「海苔も凄いんですよー」

と言うお話しが出て来まして、

ひょっとして日本海で手摘みした海苔?

とお聞きするとドンピシャアップ

 

昨年、城崎へ出稼ぎに行った時に

竹野を散策中

旅館のお母さんが手作りしていた

手摘みの海苔。

 

あれが食べてみたくて

ずーっと気になってたんです。

 

場所は違えど

同じ日本海の恵み。

食べてみたい!

 

こちらの海苔も同じく

多岐の老ご夫妻が手作りしていて

市場には出荷していないそう。

 

お願いして

一枚だけ分けていただきました。

貴重なものをありがとうございますビックリマーク

 

 

いろいろ面白いですわ、邑南町。

 

まんぼうじゃなく、車があれば

もっといろいろ体験できたかもしれません。

 

でも今回はここまで。

それでも思った以上の収穫に

シェフ共々運命を感じておりますww