お客様にお誘いいただき

白浜『長生庵』に行きました。

 

今回はお食事編です。

 
夕刻になり、南紀と言えども
流石に冷え込んで来ました。
 
ロビーの薪ストーブに
火が入ります。
 
 
お食事は、個室にて。
 
 
こちらのお宿は
お食事はほぼ、個室か
暖簾がかかった半個室かで
取れるようです。
 
全てがこじんまりしてて
いい距離感。
 
料理長のお任せ前菜から。
 
 
素晴らしい。
 
あしらえに至るまで
全部作ってはるアップ
 
写真撮り忘れてますが
白子豆腐も濃厚。
 
グジ真丈と紅芯大根の椀物。
 
 
こちらも素晴らしく美味しい。
 
ちょっとビックリレベル合格
 
長生庵さんは‘料理旅館’を
謳っているわけじゃありません。
 
それで、これドキドキ
 
シマ鯵と車エビと近大鮪。
 
 
普通
「えー、ホテルや旅館には
プロの料理人がいるんだから
全部作るのが当たり前じゃないの?」
と思うでしょ。
 
はい、当たり前じゃないの(苦笑)
 
大きなホテルや旅館になるほど
まあ、本当に既製品が多いです。
 
もちろん、今は昔と違って
既製品と言っても
遜色なく美味しいのですが・・・
分かってしまうと
感動できないんですよねぇ。
 
価格を抑えた
バイキング形式の料理だったら
仕方ないと思うんですが、
そうじゃない場合もままあります。
 
 
長生庵さんの料理長は
真面目な方ですね。
 
仲居さんに
どんな方ですか?とたずねたら
「仕事が趣味と仰る方です」
とのこと。
 
お休みの日にも出勤されていたり
するらしい。
 
さもありなん。
 
厨房は2人で回してはるそうなので
長時間労働の覚悟と
健康管理を徹底しないと
これだけの仕事は出来ません。
 
クエ鍋ベル
 
 
シェフ「料理長は私と同じ年代の人だと思うよ」
 
仲居さんに聞いたら
57~8との事なので
確かに同年代。
 
前菜に乗っていた
イカ蕨(イカに卵黄を塗って蕨の形に整えたもの)
を見て、そう思ったそうです。
 
熊野牛ヒレ肉の石焼。
 
 
この後、先ほどのクエ鍋のお出汁で
お雑炊と香の物、
そしてデザートが出ました。
 
貼れる写真に限りがあります。
 
一気に朝食編!
 
 
ご飯が炊きたての土鍋で
出て来ました。
 
うーん、これはヤバいあせる
 
 
昨夜は食事の後
部屋に帰ってルームサービスを頼み
ワインを3本追加で空けています。
 
二日酔いではありませんが
食べすぎには注意が必要です。
 
苦渋の決断で
最初から卵かけごはんに
する事にしました(笑)
 
 
卵は地玉子だそうです。
濃い。
 
ハムサラダのハムはもちろん市販品ですが
コールスローは朝から
仕込んでくださってます。
 
添えられた胡瓜に
金山寺味噌を乗せて食べたら
日本酒が欲しくなりました。
 
 
仲居さん
「こちらからお好きな干物をお選びください」
 
おお~、まだありますか。
 
 
出し巻きも来ました。
 
シェフがカマスを選んだので
ワタクシは秋刀魚のみりん干し。
 
 
湯豆腐は、温泉水を使った
とろとろ豆腐恋の矢
 
・・・無理なのは分かってる。
 
分かっているけど
この朝食を夜に食べたい(笑)
 
 
長く生きていると
いろんな裏舞台を見てしまい
不信感に苛まれることもしばしば(苦笑)
 
こんな誠実な仕事に触れると
心が浄化されます。
 
美味しかったですビックリマーク
ご馳走様でした^^