コート・ドールでの会食の続きです。


「コート・ドール訪問記」の①はこちらから↓

http://ameblo.jp/hanazawahanakodesu/entry-12121791714.html


それまでプイィ・フィッセをボトルで頼んで

飲んでいましたが、この時は赤を。



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ジュビレ・シャンベルタンの2008年。


前菜3皿目は

「ヴォークリューズ産黒トリュフのかき卵」です。



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後ほど斎須シェフにお聞きしたのですが
この卵の火入れは、湯煎だそうです。

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「約5分間、付きっ切りで作ります」との事。

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卵にはトリュフ以外、何も入っていないそうです。

ソースは赤ワインに、クー・ド・ブッフの煮込み汁のみ。
大変にシンプル。

他のお客様もほとんどの方が
オーダーしていたんじゃないでしょうか。

うーん。
唸るしかありません。。。

あ、寺田屋では絶対に真似はしません、
あしからず(笑)

メインのお魚料理。
「鳥取直送平目のムニエル・エシャロットソース」。

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これがびっくりな一皿でした。

まず、ブロッコリー。

びっくりな甘さ。
何なんでしょう、これは。。。
たかがブロッコリー、されどブロッコリー。

そして、平目ですが。

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パリッとした皮目にジャガイモのような香りがあり、
シェフ曰く、

「ジャガイモの下したものを使っているんじゃないか?」

と言っていましたが
やはり斎須シェフに後ほどお聞きすると
何も使っていないそうです。

私が驚いたのは、白身の方でして
平目なのに「白子」のような食感なんですよ。

訳わからんでしょう?
私も訳が分かりませんでした(苦笑)

そしてメインの肉料理一皿目。
「新潟直送渡り青首鴨のロースト・トピナンブール添え」

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今回の目的の一つ、ジビエです。

寺田屋でも扱ったエマニュエル・・・
もとい!渡りの青首鴨です(笑)

フィンガーボールが出てきます。
手づかみで行きましょう。

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これは・・・・・

当然美味しいのですが、
大変に僭越ながら、素材的には
年末に寺田屋で使った青首鴨の方が
美味しかったです。

やはり年を越すと産卵のため
鴨の身が痩せると言うのは、本当なんだ。
と、思いました。

どんなに腕のいいシェフでも
素材越える事はできません。

寺田屋では、最高の青首鴨を出せたようです。

譲って下さったラパンのシェフに感謝ですね。

それをコース仕立てで5000円で提供した寺田屋。
アホですな(苦笑)

この後、本当は「蝦夷鹿」が食べたかった。

が、売り切れてました・°・(ノД`)・°・

今日のメニューで売り切れと言うことは
ランチで売れてしまったんだと思います。

今度はランチに来ようか・・・残念(泣)

と言う事で、毎回頼んでいる
「国産牛のしっぽの煮込み・赤ワインソース」


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今回食べたしっぽが、私達には一番美味しく感じられました。

と言いますのも、
今回は全ての料理に言える事なのですが
塩が前回よりきつめだったのです。

9月に来た時には
塩分はギリギリ。
全く塩を感じさせない皿ばかり。

これは、季節によって変えてあるのか
我々の体調で舌がそう感じるのか・・・

謎ですが、これも通えば分かることだと思います。

お料理はここで終わり。
シェフはまだ行ける、と言うのですが
ワタクシは限界です。

最後に、また本を買って
サインをお願いしました。

「調理場という戦場」
既に持っているのですが
サインをお願いしたかったので(^^;)


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そして今回は、斎須シェフは大変にお疲れの様子でしたので
手短に料理内容についてだけ
お聞きしました。

「あのトリュフのかき卵を、あれだけ作れば
疲れ果てる。
調理場も混乱する。」

とは、シェフちゃんの談。

それでも、タクシーまでお送りいただきました。

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昼夜やって6連勤は
並大抵の仕事量ではありません。

お疲れ様です。

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今回、いままでに無かった
通路の壁に貼られていた詩。

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シェフちゃんは、この詩を読んで

「斎須シェフは引退を考えているんじゃないか!?」

と思ったようで、パニクッてましたが
そうゆう訳ではないのでは。

斎須シェフの本の中にも
また、サインの中にもある
‘決めていること’
の、また別の表現を坂村真民氏の詩に
見つけられたのだと思います。


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今回も大変に勉強になりました。

また、必ず来ます。

以上、第3回目の『コート・ドール訪問記』でした。