我ながら絶妙のタイミングで読んだなーと思う一冊。
三橋貴明原案、さかき蓮著『希臘から来たソフィア』
政治家一門の4代目である航太郎は、日本のトップ大学を卒業後、
アメリカでMBA取得の超秀才サラブレッド。
意気揚々と衆議院選に出馬するが、結果は大惨敗。
失意の浪人生活をおくる彼が書斎で見つけたのは、
名宰相の誉れ高い祖父・紀之彦の日記だった…!
さらに航太郎の目の前に、日希ハーフの超絶美女が現れる。
「人間はあらゆる規制から解き放たれて、自由に生きるのが一番幸せなのよ!」
と言い放つ、ガチガチの新自由主義者のソフィア。
彼女の到来により、航太郎の運命の歯車が、再び動き始める…。
気鋭の経済評論家・三橋貴明×小説家・さかき漣のコラボ作品で
「政治・経済・恋愛小説」と言うジャンルとして紹介されています。
この作品は3部作で
『コレキヨの恋文』『真冬の向日葵』に続く、
3部作の最終編となっており、
私的には『コレキヨ』に続く2冊目です。
この本の設定は近未来、
既に希臘(ギリシャ)がユーロを脱退していて、
日本は‘正しい経済政策’の下、
経済と国土の復興に向けて
獅子奮迅中、と言う設定になっています。
ただ、その獅子奮迅を邪魔するものがあり、
それが‘新自由主義的考え方’をする人々
(国境はいらないとか、規制はいらないとか、
現実世界で言うと小泉元首相がやったことね)
とか、もしくは‘自虐的経済観’に洗脳されていて
(日本は借金まみれだ、破たんする、
少子化ばから経済成長は無理など)
「日本はダメだ」と言い続ける日本人なのです。
まあ、現代日本そのまま(笑)
面白いところは、
「じゃあ、どうやったら日本はデフレから脱却でき、
ギリシャの救国はどうしたらいいのか?」
と言うことが
「こうしたらいいんだよ」
と具体的に書かれているところです。
そこの所は、長くなりますし
興味があれば是非お読み下さい![]()
いいタイミングだな、と個人的に感じたのは
原案者の三橋貴明氏は自民党党員なのですが、
今回の都知事選では田母神俊雄氏を応援しています。
要は、小説の中に書かれたような「日本の復興」は
田母神氏が都知事にならなければ無理だ、
と三橋氏は考えている訳です。
田母神氏のインタビュー記事を読みましたが
確かにこの方、反日左翼が残念に思うくらいマトモです(笑)
応援者も、日本が好きで日本の為に
と言う思いで応援されている方々ばかり。
(百田直樹氏の応援が話題になってますね)
さて、東京都民の方はどなたをお選びになるんでしょう?
遠くロシアのソチでは冬季オリンピック開催中。
早速フィギュアの羽生選手(19)が男子ショートプログラムで
首位を奪取した、と言う記事を読みました。
その時の羽生選手の言ったことがいい。
「基本的にガッツポーズしないタイプだけど、
それくらいうれしかった。
僕だけのスケートじゃない。
日本のために全力を尽くせて良かった。」
まだ選挙権のない19歳が日本のために戦っております。
20歳以上の‘大人’な皆様は如何でしょう?
何かにつけて、日本の未来を占いそうな都知事選です。
