すいません。

日本橋に買い物に行って、ついでに飲み歩いたら、この時間あせる

飲み歩き日記は明日にして、本日は映画鑑賞日記です。


昨日見た映画は、なんと!原田知世主演の『時をかける少女』(^・^)


『時をかける少女』 1983年7月公開 東映 104分

 

 監督・大林宣彦(尾道3部作の第二作目作品)

 原作・筒井康隆


 出演・原田知世、高柳良一、尾美としのり、岸部一徳、根岸希衣

 特別出演・上原謙、入江たか子


花沢花子の自由自在でごめんちゃい

<あらすじと解説>


 高校生の芳山和子はある日、同じ情景を何度も体験していることに気付く。

 彼女はタイムトラベラーになってしまったのだ。

 やがてその能力は、かつて理科実験室でかいだ

 ラベンダーの香りに秘密があることが判明するが……。

 筒井康隆原作のジュブナイル「時をかける少女」の映像化。



言わずと知れた、原田知世さんの衝撃的デビュー作。


当時わたくしは中学生でしたから、

この映画が『探偵物語』と並んで大変にヒットし、持てはやされていた

と言う記憶ははっきりございます。


ただ『怪盗ルビィ』の時にも書いたように

当時のわたくしは本当に捻くれておりまして、

アイドル=バカ=見るに堪えない

と、全てのアイドル映画・ドラマをスルー。


今になって30年の時間をタイムトラベルしている次第です。イェィ


見ての感想は・・・・・びっくりするくらい‘アイドル映画’(笑)


アイドル映画なんですから、当たり前なのですが

本当に懐かしいです、80年代前半のアイドルってこんなんでした!


可愛らしさ120%!

演技力2%、歌唱力1%(笑)

(でもこの映画で原田知世は日本アカデミー賞とってます・笑)


私としては根岸季衣が独身教師・岸部一徳に気があって、

ラブモードになってる設定とかにかなり感動したんですが、

これはかなりマニアックなお話。


タイムトラベラーだのテレポーテーションだののSFチックな部分とか、

最初が白黒で、ちょっとずつカラーに変わって行く演出とか、

尾道の美しい情景とか、

まあそれらは全て‘ついで’で

この映画はズバリ!

原田知世が好きなら好き、嫌いなら嫌いと

ここで線引きされる映画です。


ただ、いろんな証言を探して読んで行くと

当時の原田知世のオーラは凄かったみたいですね。


「この映画と知世は天の配剤めいていた。

ロケに使った岩場がすぐ後に崩れたり、

奇跡のような仕事をしてくれた老美術スタッフが

映画を撮り終えるや亡くなってしまったり。

映画の神様が降りてきたんでしょうかねぇ。

あのとき、あの頃の知世でしか作れなかった。

半年遅れても撮れなかったでしょう。

今では僕たちが現場に立ち会えたってことが幸せだったんだと思いますよ」


大林監督をして、こうまで言わせた作品です。


付け加えると、ラストに近いシーンで

上原謙と入江たか子の二人っきりの老夫婦が

ボソボソと会話をするシーンが割と長く続きます。


このシーンが秀逸でしてね。

そりゃもう、貫禄と演技力の賜物で。

他のシーンとのギャップが半端ない(笑)


そして何より「懐かしい」のです。

我々世代にとっては。


これが一番良かったって思える要素ですかね★


お時間があれば是非。