11月12日17時20分の部でY夫妻と映画鑑賞。

映画館で映画を見るのは一年ぶりかも。


見たのは、先日原作を読んだ『のぼうの城』!


花沢花子の自由自在でごめんちゃい

まず映画自体は良かったです。

145分も上映時間があるのですが、長いと思わせず

最後まで楽しめました。


ただねー、原作読まずに見れば良かったなと汗


やっぱり小説からイメージを勝手に広げちゃうので

イメージが重ならないと気持ちが入りません。


まず、のぼう様の野村萬斎さん。


花沢花子の自由自在でごめんちゃい

巧いんですよ、めっちゃ。もうある意味巧過ぎる。

この方一人本物。

ただ本物が混ざると、他が偽物に見えてくるのはいなめない(苦笑)


それと原作とイメージが合わないトップがこの方でして

主様と話していたのですが、

最高のキャストは若い時の西田敏行さん。

または思い切って若い時の小林亜星さん。


大きくてノソノソしてて表情が乏しい・・・

決して女性にモテるタイプではない・・・

と言うのが小説での設定。


少々おっちゃこちょいでも、野村萬斎さんだとモテちゃうでしょ?(^_^;)


家老だし、ルックス悪くないし、皆に好かれてるし、優しいし。

「彼でいいやラブラブ」って女だったら思う(笑)


お次~、右から一番の家臣役・佐藤浩一さん

自称軍略の天才・成宮寛貴さん

剛腕豪傑の山口智充さん


花沢花子の自由自在でごめんちゃい

佐藤浩一さん、成宮寛貴さんはイメージにぴったり。

佐藤浩一さんは特に凄い。

着物や甲冑を身に付けた動きで、野村萬斎さんと対峙して

違和感を感じないのはこの方だけです。


成宮寛貴さんは全然知らない役者さん(苦笑)

でもイメージは本当にぴったりでした。


山口智充さんも、あってると言えばあってる。

より粗雑で演技の下手な元プロレスラーとかがやったら

もっと良かったと思いますが。

昔だったらガッツ石松さんとか。

山口さん自身は好演してはりますが、

目を剥く表情がいつも一緒なのが気になりました。

これは監督が悪い。
花沢花子の自由自在でごめんちゃい
秀吉軍の石田三成、大谷吉継、長束正家。

3人とも知らない役者さん(←若い役者はほとんど知らないと言う事!)


傲慢で無能な役どころ長束正家役を演じた平岳大さん。

この方お上手ですわー。

一体何者だ?と思って調べたら平幹二朗の息子さん!

いやー血は争えないものです。

ホモでなければファンになってもいい(笑)


ジョーダンです、ホモでもOKです、役者は何をやってもいいのです。


後のお二人は、えーっと頑張ってはりました(^^)


最後に一番残念なのが甲斐姫ですねぇ。。。


花沢花子の自由自在でごめんちゃい

甲斐姫って原作では「かなりの武辺者」と書かれていて、

実際に敵の首を刈るエピソードが2つ紹介されています。


でも栄倉奈々さんって言う女優さん、

可愛いけど男の首を刈るのは無理です。


理想は若い時の(←全部これ・苦笑)岩下志麻さん。

岩下さんは首を刈れます(笑)


のぼう様の頼りない兄役の西村雅彦さん。

安定した演技力。

久しぶりに見れて嬉しかったです。

来月西村さんが出演する舞台を観に行きます。


唯一演出で「これはナイわ」と思ったのは

合戦が終わって開城の時に

のぼう様は櫓の上から、甲斐姫は地上から

見つめ合い、ほほ笑む、というシーンが出て来ます。


これから敵将・秀吉の妾にされる甲斐姫が

惚れてるのぼう様を見て‘ほほ笑む’事なんて出来る???


ないわー、女としてない。



その他、キャストの事も書き出すと止まらないので、

長くなるから止めておきます。←ジューブンナガイ


いろいろ書きましたが『のぼうの城』面白かった♪


水攻めのシーンが東日本大震災を思い出させるので

上映開始が遅れたとか・・・

実際そのシーンを見ながら私自身も震災を思い出しましたが

思い出した方がいいのです。

そうゆう意味でもお勧めですね。